ToDoリストが増えるばかりで終わらない人=「多忙なひと」ではない! 1日の生産性を高める「効果的なワザ」を米専門家が解説
誰しも経験があるだろう。朝起きて、スマホをチェックして、カレンダーアプリから予定を確認。さあ、今日もToDoリストをひとつひとつ、こなしていこう!と決意するが、2~3分ちょこっとインスタを見るつもりが1時間になり、なんだかんだとしていたら、まだ何もやっていないのに、半日が過ぎていた、、、。 【写真】「忙しすぎる...」と言ってる人ほど、案外できていない9つのこと こうしてToDoリストが減らずに増えていく人とは、必ずしも"多忙を極めている"わけではない。リストの優先順位を正しくつけれていなかったり、注意が散漫しているケースも。そして何より、その状態が続くことを許しすぎて、だんだん終わらないToDoリストが普通になってきている自分がいる。 アメリカ・フロリダ州で活動する生産性リーダーシップコーチのエレン・フェイは、「私は毎回、全体像で一回遠目に捉えます。その中で、自分がやりたいことを定めるのが大事です」と明かす。「私の人生にとって、もっとも集中して取り組みたい大事なこと4選を自問します。そうすれば、何が優先すべきことか悩みません」。あとは毎日、その目標に向かって一歩ずつ進んでいこうとすればいい。 エレンをはじめとする"生産性向上コーチ"に、日々できるだけ多くのことを成し遂げるために彼らが実践している「ちょっとしたコツ」をシェアしてもらった。
ToDoリストは(面倒でも)詳細に
手書きのメモ帳であれ、アプリであれ、ToDoリストを既に活用しているという人は結構多い。だが、あまりにも大雑把にしか書いてないと、生産性が下がる可能性が。 細かく書けば書くほど、達成する可能性がより高まると、アレクシス・ヘイゼルバーガー コーチは明かす。「リストを見た時に、『えーと、これはどこから始めればいいんだっけ?』と迷ってしまっては、結局思考の整理に時間がかかったり、想定していなかったハプニングに時間を取られたりする。 そして何より、やることが曖昧だと、先延ばしにしがち。私たちの頭は"曖昧で何となく面倒なこと"よりも、"具体的で分かりやすい方"を選り好みするようにできています」。 テキサス大学アーリントン校の最近の研究では、どのように作業をやり終えるかを具体的にすればするほど、注意力が逸れる可能性が低いことがわかっている。例えば「履歴書をアップデートする」と書く代わりに、「現在の仕事で自分が担っている役割を箇条書きにする。昔のマネージャーに推薦状を書いてもらえるか聞いてみる」とメモするのがいい。