運動不足、加齢、肥満の三重苦で悪化! つまづきやすくなった50代。【かたくなった股関節まわり】を柔軟にするストレッチ、やってみた
股関節を支える筋肉がかたくなると冷えやむくみにもつながる
足のつけ根である股関節。このまわりには太い血管やリンパ管が通っているので、股関節まわりがかたくなるとめぐりが悪くなり、冷えやむくみにつながります。代謝も悪くなるので、痩せにくくなります。 筋肉がかたくなると姿勢も悪くなりがちで、骨盤のゆがみも生じて肩こりや腰痛、ひざ痛が起こりやすくなります。歩幅が狭くなる、立ち上がるのがつらい、つまずいて転びやすくなるなど日常生活にも支障が出てきます。 「女性の場合、骨盤のポジションが注目されがちですが、つながっている股関節もとても重要な場所です。股関節のまわりにある筋肉には、大殿筋や中殿筋(お尻の筋肉)、腸腰筋、内転筋があります。これらの筋肉は、マシンピラティスでもしっかりと動かしているところです。マシンピラティスで使うリフォーマーはリハビリ目的で作られたものなので、体に負担をかけずに関節の動きをよくするのには効果的です。普段の生活でも座りっぱなしではなく、定期的に立ち上がって下半身を動かすことが大切ですよ」(Satonaさん) 骨盤のポジションを正しながら、お尻と足の筋肉を鍛えていく。。
家でもできる股関節まわりをやわらかくするストレッチ
●諏訪:私のまわりでも、何でもないところでつまずいたとか、立ち上がるときに手をついて「よっこいしょ」と声を出さないとつらいという人が増えた気がします。ずっと座っている人が多いからというのもありますが……。 この先、歩けなくなるのが怖いので、家でも何かできたらと思うのですが、おすすめの動きはありますか? ■Satonaさん:運動習慣がなく、デスクワークの人は股関節まわりがかたくなりがちですからね。では、場所をとらずにできる動きを3つご紹介しましょう。
反り腰予防にもなる!起き上がりこぼし運動
■Satonaさん:両足を両手で抱え、起き上がりこぼしのように上体を起こしては倒す運動です。背中の筋肉がほぐれるだけでなく、おなかの筋肉も使うのでぽっこりおなか解消にもおすすめです。 両足を抱えて座ります。おなかと太ももがつくようにしましょう。そのまま後ろにコロンと倒れます。寝転がるので、ストレッチマットなどを敷いて行うといいでしょう。 倒れたら、起き上がります。最初はゆらゆら揺れるだけでもOK。できる人は、おなかを使って元の位置に起き上がりましょう。このとき、ひざが離れないようにしてください。20回ほどくり返して。 背中が丸まっているのを感じましょう。 ★ストレッチ写真は、記事中リンク「【画像】股関節まわりをやわらかくするストレッチ法」に掲載★