PayPayで払ってもらったはずが、女性客の「ある一言」で勘違い 被害に後悔…フリマ混雑時ならではの巧妙な手口とは?
キャッシュレス決済で払ってもらったはずなのに、決済されていなかった…と詐欺にあった話が話題に。相手側の「ある一言」で、払ってもらえたと信じ込んでしまったそう。はたして、その手口とは? 【写真】まさか被害に…実際の投稿 ハンドメイドの石鹸やキャンドル作品をイベント等で販売しているFuudoさん(@fuudo_soap)が、子ども服をフリマで販売していた時のことでした。あるお客さんが品物を選んでキャッシュレス決済を選択。そのときのことをThreadsに投稿しました。 「いわゆる払った振りをして、実際には支払ってなかったって言う被害に遭いました。 私自身、立て込んでて決済確認を怠ったのが悪いんだけどね。 『スクラッチはずれちゃいました~』って実際になってない事を言うのは確信犯だなって。 思い入れのある子ども服達を次の人が使ってくれることは嬉しい事だけれど、 公平な支払いをせずに子供にその服を着せるってどうなんだろ....。 モヤモヤが消えず」 4月中旬まで開催されていた「PayPayスクラッチくじ」。相手は、決済後に「スクラッチくじ」の抽選画面が表示されるという仕組みを使い、実際はくじが表示されていないのに「はずれた」と発言。その声を聞いていたFuudoさんは画面を見ぬまま信じてしまったそうです。 Fuudoさんは3年ほど前にハンドメイド作品のイベント出店をする機会が増えたため、販売促進を目的にPayPayを導入し、慣れてはいたそう。今回投稿したトラブルの経緯など詳細をお聞きしました。
会計後の雰囲気から胸騒ぎが…
――相手はどんな様子で買い物を? フリマの設営準備中に品物を並べていたところ、相手はじっくりと品定めをしてブランド品を選び、「数点購入するから値下げをして欲しい」と交渉してきました。購入意欲を見せてくれたので値下げに同意しました。会話もあり気さくな方だったので私も信頼してしまっていたのかもしれません。 PayPay決済時に決済が完了すると私のスマホに通知が届くようになっているのですが、この時は決済の際にお客さんのスマホを確認したり、自分の通知をその場で確認していなくて…。というのも、設営準備が終わっていなかった焦りと、お客さんの「あ~またスクラッチハズレだわ~」の言葉に決済が完了されたものだと思い込んでしまっていました。 ――バタバタしている中でその言葉を聞いたのですね。 この時「ペイペイ」の音が聞こえなかったことと、とっさにスマホを仕舞われたので嫌な予感がしました。会計後はよそよそしい雰囲気もあり、私も胸騒ぎがしたのを覚えています。 別のお客さんの対応を終えた約5分後くらいに通知を確認したところ「決済失敗」となっており、支払いが終わっていなかったことに気がつきました。 ――今回、盗まれた子ども服は、お子さんたちが過去に着用を? はい。子どもたちのサイズアウトしたもので、ラルフローレンの服を多く出品していました。フリマサイトの価格を確認して、それよりも安く値段をつけていました。相手はラルフローレンのワンピース1点とラルフローレンのパンツ2点を選び、合計4000円でした。 ――イベント主催者や警察への報告や相談は? 主催者および、警察への報告はしていません。基本、単発のイベント出店での出店者とお客様とのトラブルは自己責任だと思っています。来場者のマナーの対策や予防策等を話し合ってはいませんでした。 イベント出店だと、私の場合、一人で設営から準備、接客もしています。イベントの賑わいにもよりますが、過去にも忙しい時に決済画面の確認ができていない場合もありました。