大神いずみ「次男の野球の秋の大会が始まった。二言以上の言葉は息子の耳に入らないこと気づいた母の対策は〈食〉」
◆言葉は凝縮した「二言」まで 言葉ではなく息子に惜しみなく与えられるもの。 そうです。 やっぱりゴハンです。 頑張れ頑張れ!大丈夫なの? バット振った?しっかり守りなさいよ!スパイク磨いた?コーチの話聞いてる?準備はしっかりできてるの!!?バット振った?(そう、結局最初に戻ってまた巡る) 息子にかけたい言葉はいくらでもあるけれど、ある時から母からの五月雨の「言葉」は、近づいて来てはあっという間に音を変えて通り過ぎていく救急車か選挙カーのように、「俺には関係ない」のだ。あなたの話をしているというのに。 なんですって!?なお話だが、これはどうしようもない真実。 なので、ここは心配で言ってやりたい言葉を「美味しいもの」に換えて、ちょっと息子が引いてしまうくらい、食べさせるものに親の思いを込めようではないか。 朝晩家で作るゴハン、野球の時の昼食や補食、体を増量中なら1日5食くらいに分けた食事に「がんばれ!」の思いを込めよう。 言葉は凝縮した「二言」まで。 今回ワタシはそう決めたのだ。
◆いくらでも食べられる特別な時期 ところがそんな母の思いの前に、息子にとっては毎度の食事に「気合い」「思い」「願い」を感じるより大事なことがある。 腹が減っているまさにその瞬間、食べられるものがきっちりお腹に収まるということ。 そのタイミングを逃すと、母がフゥフゥ言いながら肩に重い買い物バッグを担いで帰るなり、すでに空っぽのペヤング、チキンラーメン、ドーナツやお菓子の包みが食卓にばらばら散らかっていて、息子はお腹をパンパン叩いている。 もうすぐゴハンなのに!!!? ちまちまとカロリー計算しながらものを口に入れる習慣がついてしまった私にとっては、考えられないような食生活。 体を大きくしたいと、「寝る前に餅=夜餅」と言う日もある。それだけ際限なくいくらでも食べられる、人生上まさに特別な時期なのかもしれない。 でもやっぱり少しは考えながら食べ物を口にする習慣をつけてほしいもんだと、ニキビを異様に気にする息子を見ながら思っている。
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