大谷翔平、米メディアの分析予想まで超越していた!? ”ありえない”数字を踏まえた後半戦の成績予測は…?【コラム】
大谷翔平の前半戦成績の答え合わせ…AB/HRの予想は?
打点だけが「予測の範囲内」なのは、他の数字ほど打点の数字が伸びなかった裏返しでもある。その背景として、前半戦は得点圏の成績が伸びていなかった点(打率.233、本塁打1、OPS.556)があるだろう。前半戦終了時の得点圏での打点は30で、この時点の全打点の半分に満たない。
分析サイトが予測する大谷翔平の後半戦
大谷選手に対する後半戦やレギュラーシーズン全体の予測は、『FanGraphs』によれば以下のようになっていた。予測主体は開幕時と同じ7主体である。確認時間は日本時間2024年7月20日の午前8時で、ほぼMLBレギュラーシーズンの後半戦が始まる直前の時点の数字である。 【後半戦】 出場試合:60~63(平均61) 打率:.278~.299(平均.286) 本塁打:16~17(平均17) 打点:41~51(平均45) OPS:.929~.998(平均.963) K%(三振率):21.8%~23.6%(平均23.0%) AB/HR:12.8~14.7(平均13.5) 盗塁:9~11(平均10) 【シーズン】 出場試合:154~157(平均145→155) 打率:.301~.310(平均.274→.305) 本塁打:45~46(平均39→46) 打点:110~120(平均111→114) OPS:.991~1.018(平均.936→1.006) K%(三振率):21.7%~22.4%(平均23.9%→22.2%) AB/HR:12.8~13.4(平均13.9→13.0) 盗塁:32~34(平均20→33) ※括弧内、矢印の左側は開幕時予測の平均値 予測の傾向をまとめると以下になりそうだ。 ・後半戦は前半戦の好成績の反動が来てやや成績を落とす ・それでも、最終的には開幕時の予測値を上回る数字でシーズンを終える
“これまで通り“に予想を大きく覆す?
では、大谷選手は、シーズンが終了時にはどのような数字を残すのか。その数字は予測値のとおりになるのか。過去のトレンドを含め占っていく。 2021年~2024年途中における大谷選手の前半戦、後半戦、各月の成績は以下に推移した。