【オリックス】メジャー通算29発オリバレス外野手獲得へ 昨年パイレーツで55試合 右投げ右打ちの中軸候補
オリックスが新外国人候補として、エドワード・オリバレス外野手(28)=メッツ傘下=をリストアップしていることが9日、分かった。23年にロイヤルズで12本塁打を放つなど、メジャー5年間で通算29本塁打を記録。この日はジョーダン・ディアス内野手(24)=アスレチックス傘下3A=の獲得も発表し、さらなる外国人野手の補強を進めていく方針だ。 右打ちのオリバレスは、パドレス時代の20年に初めてメジャー昇格した。昨年もパイレーツで55試合に出場し、打率2割2分4厘、5本塁打、23打点。同12月にメッツとマイナー契約を結んでいる。オリックスは一昨年までの3連覇から一転、5位に沈んだ昨年は402得点、71本塁打もリーグ5位と得点力不足に苦しんでおり、補強ポイントに合致する存在といえる。 ディアスは24歳と若く、球団初のコロンビア出身外国人となる。年俸8000万円(推定)で背番号54に決まり、岸田監督は「一発も期待できて、アベレージも残してくれれば。また新しい風が入って、チームがどんなふうになるのか」とメジャー通算10本塁打の右打者に期待した。ディアスは一塁とDH起用が中心となり、右翼を中心に安定した外野守備も魅力なのがオリバレス。獲得が実現すれば、内外野で激しい定位置争いも見込めそうだ。 投手陣はエスピノーザ、ペルドモ、マチャドと、先発、リリーフともに充実の面々が2年目のシーズンを迎える。野手では在籍2年間で24発を放ったセデーニョが西武へ移籍したが、2月の宮崎キャンプまでに抜かりなく態勢を整えていく。 ◆エドワード・オリバレス(Edward Olivares)1996年3月6日、ベネズエラ生まれ。28歳。14年にブルージェイズと契約し、パドレス時代の20年にメジャーデビュー。ロイヤルズを経て、昨季はパイレーツでプレーした。メジャー通算285試合で打率2割5分4厘、29本塁打、96打点。マイナーは通算596試合で打率2割8分、74本塁打、320打点。188センチ、86キロ。右投右打。
報知新聞社