ロッテ・西野勇士、「自分の中で何が最優先か。最初に出てきたのは」 FA権行使せず残留、大幅アップ更改
ロッテの西野勇士投手が12日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、6500万円増の年俸1億5000万円プラス出来高払いの3年契約でサインした。 7月に取得した国内FA権を行使せずに残留を選択した西野は「本当に納得した契約ができた。何回も交渉を重ねる中で、どれだけ必要とされているかを言ってもらえたので残ろうと決めました」と決断の理由を語った。球団側は今オフにポスティングシステムを利用した佐々木の米大リーグ挑戦を容認したこともあり、西野の引き留めは急務の課題だった。 西野は育成ドラフト5位で2009年に入団。20年に受けたトミー・ジョン手術を乗り越え、通算38勝37敗38ホールド、88セーブ、防御率3・06とチームに貢献。今季も先発で自己最多タイの9勝(8敗)を挙げ、防御率3・24と安定した成績を残した。 「自分の中で何が最優先なのか。最初に出てきたのはとにかく試合に出る、投げることだった。金額とかではなく、そこで決めようと思った」。佐々木が抜けることによる戦力ダウンについては「朗希のカバーは、一人じゃできないと思う。投手陣全体でしっかり埋められるようにカバーし合っていけたらなと思います」と投手一丸となって来季に挑む。(金額は推定)
中日スポーツ