【2024年8月版】250ccバイク 国内メーカーおすすめ18選! 軽二輪は車検不要だけが魅力じゃない!
2024年、250ccバイクはどんな状況?
2020年8月に最後の1台が生産され、35年の歴史に幕を下ろしたヤマハ セロー250。この事件によって行き場をなくしたライトオフ層のライダーに対し、ホンダはCRF250L、カワサキはKLX230で受け皿を用意した。ここに待望の殴り込みをかけてきたのがスズキ Vストローム250SXだ。アドベンチャーモデルということで純オフ系ではないが、街乗りとロードが中心という大多数の使い勝手を満足させてくれるに違いない。さらに、ホンダがスクランブラーのCL250を投入したことで、選択肢はかなり広がっている。 一方で、2020年に現行クラス唯一の4気筒エンジンを引っ提げて登場したカワサキ ニンジャZX-25Rによって250ccスポーツクラスが刺激され、これに呼応したホンダはCBR250RRを徐々にパワーアップさせて2023年モデルではついに43psに。サーキットのラップタイムという実質的な速さではCBR250RR、胸のすく超高回転パワーは同じく2023年モデルで48psにパワーアップしたZX-25Rと、ライバルストーリーを紡ぎ続ける。 ヤマハはフルカウルスポーツのYZF-R25とネイキッドのMT-25という最小限のラインナップ(その代わり、別記事で紹介予定のスクーターは国産メーカーでクラス最多)だが、対照的なのは空冷単気筒150から水冷2気筒250まで揃えるスズキの独自路線だろう。スズキは尖ったスポーツ路線とは一線を画し、日常域での実用性と気軽な楽しさを追求している。 ジャパンモビリティショー2023で参考出品されたカワサキ「W230」「メグロS1」「新型KLX230」「新型KLX230SM」は2024年秋以降の投入が見込まれる。 以下、【2024年8月版】250ccバイク 国産おすすめ18選をお届け。
ホンダ レブル250 / Sエディション
2018年から2022年まで、そして2023年上半期も断トツの登録台数を誇る、クラス唯一の国産クルーザーがレブル250だ。シンプルなボバースタイルと690mmのシート高で扱いやすく取り回しも楽々。エンジンはトルクフルな水冷DOHC4バルブ単気筒で、フロントフォークの傾きを30度としつつキャスター角を28度にしたスランテッドフォークが堂々としたスタイリングを実現している。2020年にマイナーチェンジし、カバー付きの4眼LEDヘッドライトを採用するとともに、ビキニカウル/フォークブーツ/ワディングシートを装備するSエディションが追加された。2022年末に最新排出ガス規制に適合した最新型が登場し、カラーバリエーションも拡充されている。 主要諸元■全長2205 全幅820 全高1090 軸距1490 シート高690(各mm) 車重171kg/S=172kg(装備)■水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ 249cc 26ps/9500rpm 2.2kg-m/6500rpm 変速機6段 燃料タンク容量11L■タイヤサイズF=130/90-16 R=150/80-16 ●価格:61万500円/S=64万9000円 ●色:灰、黒、白/S=チタン、赤 ●発売日:2022年12月22日