夏休み、子どもの体調管理は“エアコンの位置”がカギ! 一級建築士ママが実践する「効率のいいエアコン活用法」
日に日に暑さが増してきて、寝苦しいと感じる夜を過ごして居る方も多いのではないでしょうか?そんな時に活躍するのがエアコンですよね。しかし、エアコンが原因で体調を崩してしまうことや、寝ている最中に風が直撃して不快に感じたことはないですか? 意外と知らない!? 子どもが寝付きやすくなる“ぐっすり眠れる部屋作り”4つのポイント 実はそんな状態に陥っていたのは昔の私です。クーラーをつけて寝ることで喉が痛くなったり、寝たはずなのに朝から体がぐったりしている…そんな過去の私の経験から、寝室のエアコンの位置の重要性を感じるようになりました。 普段は間取りのセカンドオピニオンやカウンセリングなどを通して家づくりのサポートをしている私ですが、過去の実体験からもエアコンの位置の重要性を感じています。 家づくりをしていると、決めることが山ほどあるのでどうしてもエアコン設置位置の検討は後回しにされがちです。又、図面を見ているだけでは何が問題かわかりにくく、住んでみて後悔が起きやすいものの一つでもあります。 そこで今回は寝室のエアコンの設置位置を考える上でのポイントや注意点を解説します。また、どうしてもエアコンの位置を変えることが出来ない方向けにわが家が実践している「快適な睡眠環境をつくる工夫」をご紹介します。
エアコンの「風」はどこに向かっていくか想像しよう
エアコンを設置する上で皆さんが特に気にされることの一つが「効率よく室内にエアコンの風が届くようにしたい」ということです。これはとても大切な視点ですが、寝室に関して言えば余程広い部屋ではない限りはその点を重要視する必要はないと思っています。 むしろ、エアコンの風の先がどういう状況かを想像してほしいです。もしかしたら実際にエアコンを使ってみたら、寝ている顔に直撃なんてことも… 可能な限り、寝ている人に直接風が当たらない位置や足元に風が来るような位置にエアコンを設置することが理想です。 「エアコンの風が足元に来るようにした方が良い」ということが、住宅会社との打ち合わせ中に出るとは限りません。どちらかというと、窓やクローゼットの位置から設置個所を決めているケースが殆どなので注意が必要です。 下のイラストではエアコンの向きを90度変えるだけで、全く違った睡眠環境になる例を紹介しています。ちょっとした配置の差で今後の睡眠に大きく関わってくるので「エアコンの風」に着目して検討してくださいね! そうは言っても、既にエアコンの位置を変えることが出来ない方も多いのではないでしょうか? わが家は建売住宅に住んでいて、エアコンの位置は入居時から決まっているのでその場所に合わせて部屋をレイアウトする必要がありました。残念ながら、寝室のエアコンの真下にベッドが配置せざるを得ない状況でしたが、そんな我が家がやっている「快眠対策」を3つ紹介します。