夏休み、子どもの体調管理は“エアコンの位置”がカギ! 一級建築士ママが実践する「効率のいいエアコン活用法」
①枕の向きを変えてみる
エアコンを使う夏場の時期は、エアコンの風が体に直撃しないように枕の位置を変えて調整しています。寝る向きは一度決めるとなかなか変えることはないと思いますが、その時々の状況に合わせて柔軟に位置を変えることで快適な睡眠を手に入れることができるかもしれません。特にお布団で寝ている方は、簡単に向きを変えることが出来ると思うので試してみてはいかがでしょうか。 枕の位置の変更が厳しい人は、市販の風よけ板(風向き調整用ルーバー)をエアコンに取りつけることもおすすめです。
②シーリングファンライトで空気を循環
建売住宅を購入した際に、寝室の照明は特についていませんでした(正確にはシーリングソケットのみがついていました)寝室で快適な睡眠をつくるためにはどんな照明が良いか悩んでいた時に見つけたのが「シーリングファンライト」です。 中央についているファンが心地よい風を送ってくれるのでとても満足しています。又、扇風機の置く場所に悩むこともない点や子どもが指を挟む心配もないので安心して使えるのも良い点です。 便利で優秀な家電が世の中には沢山あります。我が家の悩みは何だろう?という視点を持って少しでも快適な睡眠環境づくりを手助けしてくれる家電を見つけることも一つです。
③寝る場所を変えてみる
自分の住まいであれば必ずしも寝室で寝る必要はありません。 例えば普段二階で寝ている場合、1階の部屋で寝るだけでも涼しく感じることが出来たりします。又、南側や西側に面している部屋ではなく、北側に面している部屋に移動することも効果的です。この理由は室温だけでなく、壁や天井からの輻射熱も関係しているからです。 ちなみにですが、わが家の場合はリビングで寝たりしています。既に夕食の時から使用しているエアコンのお陰で涼しくなっているリビングはとても快適です。又、子供にとってはいつもと違った場所で寝ること自体が楽しいようで、いつもよりも寝る準備を早くしてくれます(笑) もちろん、夫婦の生活リズムの違いや仕事の帰宅時間の違いによって、リビングで寝ることが厳しいご家庭も多いと思います。例えば家族が揃う休日にリビングで寝てみたりすることも一つです。普段と違う場所で寝ることでちょっとした非日常感を味わえて、子供との楽しい思い出になるかもしれません。 今回はエアコンとベッドの位置関係の大切さから、建売住宅に住む我が家の工夫について紹介してきました。 必ずしも一度決めた場所が最適な睡眠環境とは限りません。暮らしながら自分たちにとっての快適さを求めて工夫していくことはとても大事なことです。又、快適な睡眠環境をつくることは日々健康な毎日を送る上で欠かせないことです。 特に子供部屋で寝ているお子さんがいるご家庭は、寝苦しさがないか、エアコンの風によって寝心地は悪くないかと聞いてみてください。家で過ごす時間が長くなる夏休み、寝室や子供部屋の家具配置を変えたり、寝る場所を変えてみることで「快適な睡眠環境」を探してみてはいかがでしょうか?