フレグランス、エシカルでクリーンな香りが新潮流に サステナビリティーも重視
■香り高い精油が奏でる「3つの都市の物語」
◇Agnès b.（アニエスベー）×TOMOKO SAITO AROMATIQUE STUDIO（トモコ・サイトウ・アロマティーク・スタジオ）「The Story of 3cities（ザ・ストーリー・オブ3シティーズ）」アロマボックス 1万5400円／アニエスべー（☎03-4355-0110） 直接、肌にはまとえないけれど、ぜひ注目したいのが、アニエスベーとアロマ調香デザイナー、齋藤智子のコラボレーションが生んだ3つの都市の香り。「1人の調香師がつなぐ、3つの都市の物語」をテーマに京都の祇園、仏のヴェルサイユ、モロッコのマラケシュをめぐるイメージで創香。 「祇園」は柚子（ゆず）とヒノキの精油を軸に。「ヴェルサイユ」はラベンダーを中心とするハーモニー、そして「マラケシュ」はオレンジスイートにカルダモンやクローブなどをブレンド。空間を香らせるのはもちろん、ムエットやハンカチに滴らせてフレグランス替わりにポケットに忍ばせるなど、フレグランスとの付き合い方を広げてくれそうだ。 文：栗原緑（ビューティー・エディター）
栗原緑
『流行通信』編集長、『ハーパース・バザー日本版』（エイチビー・ジャパン当時）副編集長、『VOGUE JAPAN』コントリビューティング・ビューティ・エディターを経て独立。雑誌やウェブ媒体の原稿執筆や編集、記事制作のほか広告やカタログの撮影ディレクションも手がける。 ※この記事は「THE NIKKEI MAGAZINE」の記事を再構成して配信しています。
