最大の暴落は? 日本人選手、市場価値ダウン額ランキング1~10位。評価を落としてしまったのは?【2024年最新版】
7位:酒井宏樹(浦和レッズ) 生年月日:1990年4月12日 市場価値の変動:140万ユーロ(約1.96億円)→100万ユーロ(約1.4億円) 市場価値の減少額:40万ユーロ(約5600万円/-28.6 %) 2023リーグ戦成績: 25試合2ゴール0アシスト 長らく日本代表の右サイドを守ってきたDF酒井宏樹が7位にランクインした。 ハノーファー(ドイツ)でプレーしていた酒井は、2012年の夏にマルセイユ(フランス)へ完全移籍を果たした。序盤こそ適応に苦しんだものの、徐々に出場機会を伸ばして不動の右サイドバックとしての地位を確立。マルセイユを舞台にした映画『スティルウォーター』の劇中で、登場人物の1人が同クラブのスター選手として酒井の名前を挙げたというエピソードは有名な話だ。最終的に在籍5年間で公式戦通算185試合に出場した。 その後2021年6月に浦和レッズへ完全移籍。2023年にはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)2022で浦和を優勝に導き、自身も大会MVPを受賞する大活躍を見せた。3年目の昨季はキャプテンマークを巻いてリーグ戦25試合に出場し、2ゴールを記録している。 4月で34歳になる酒井の市場価値は、マルセイユに在籍中の2019年12月に記録した800万ユーロ(約11.2億円)をピークに下落が続いている。昨年7月からの市場価値減少額は40万ユーロ(約5600万円)となっている。おそらく年齢面が考慮されて市場での評価が下がっているのだろう。それでも酒井自身のパフォーマンスは依然としてJリーグ屈指のレベルにある。
6位:中島翔哉(浦和レッズ) 生年月日:1994年8月23日 市場価値の変動:160万ユーロ(約2.24億円)→120万ユーロ(約1.68億円) 市場価値の減少額:40万ユーロ(約5600万円/-25.0%) 2023リーグ戦成績:6試合1ゴール0アシスト 現在29歳の中島翔哉は、2017年にFC東京からポルティモンセ(ポルトガル)へ期限付き移籍を果たした。デビューシーズンとなった17/18シーズンは、リーグ戦29試合に出場して10ゴール10アシストを記録。圧倒的なテクニックで目の肥えたポルトガル人たちを魅了した。同選手の契約は、このシーズン途中に期限付き移籍から完全移籍に切り替わっている。そして翌18/19シーズンの冬に、3500万ユーロ(約49億円)という巨額の移籍金でアル・ドゥハイル(カタール)へ移籍した。 ポルトガルで名声を高めてカタールに渡った同選手だが、その後はヨーロッパや中東のクラブを転々とする。ポルティモンセ1~2年目のインパクトを超えることは出来なかった。市場価値は、カタールでプレーしていた2019年5月に自己最高金額となる2500万ユーロ(約35億円)を記録したが、それ以降は下落し続けてしまっている。昨年7月からの減少額は40万ユーロ(約5600万円)となった。 それでも中島が稀代の攻撃的MFであることに変わりはない。昨夏に浦和へ完全移籍すると、移籍後初先発となったAFCチャンピオンズリーグ(ACL)理文戦で躍動。右サイドからの攻撃を活性化し、2つのゴールの起点になった。今季はまだゴールやアシストはないが、試合中に随所で見せるテクニックの高さはタレント集団である浦和においても一際異彩を放っている。