最大の暴落は? 日本人選手、市場価値ダウン額ランキング1~10位。評価を落としてしまったのは?【2024年最新版】
9位:林大地(ニュルンベルク/ドイツ) 生年月日:1997年5月23日 市場価値の変動: 150万ユーロ(約2.1億円)→120万ユーロ(約1.68億円) 市場価値の減少額:30万ユーロ(約4200万円/-20.0 %) 22/23リーグ戦成績: 13試合2ゴール1アシスト ※シント=トロイデン(ベルギー)在籍時 ドイツ2部のニュルンベルクに所属するFW林大地が9位にランクインした。現在26歳の林は、昨年6月にシント=トロイデン(ベルギー)からニュルンベルクへ期限付き移籍。リーグ開幕戦で途中からピッチに立ち、ブンデスリーガデビューを果たした。 クラブは今季、得点力不足に悩んでおり、林には得点に絡むプレーが期待されていたが、ここまでリーグ戦では2ゴール1アシストを記録するに留まっている。昨年12月にはドイツ紙『ビルト』が、林がクラブの期待に応えられていないとした上で、ニュルンベルクには「真のフォワード」がいないことが問題であると指摘していた。 その市場価値は、昨年7月から30万ユーロ(約4200万円)ダウンとなった。ベルギー時代にも上がり続けていた市場価値が一度下落してしまったことがあるが、その後また右肩上がりのグラフを描いているため、まだまだ持ち直すチャンスは十分にある。気がかりなのは、林が1月20日に行われた第18節ロストック戦以降ベンチ外となっていること。『ビルト』は同選手がアキレス腱に問題を抱えていると報じており、活躍のチャンスを得るにはもう少し時間がかかりそうだ。
8位:シュミット・ダニエル(ヘント/ベルギー) 生年月日:1992年2月3日 市場価値の変動: 150万ユーロ(約2.1億円)→120万ユーロ(約1.68億円) 市場価値の減少額:30万ユーロ(約4200万円/-20.0 %) 22/23リーグ戦成績: 31試合(クリーンシート8回) ※シント=トロイデン(ベルギー)在籍時 日本代表GKシュミット・ダニエルは、市場価値が30万ユーロ(約4200万円)減少した。 2019年夏にシント=トロイデン(ベルギー)へのステップアップを果たしたシュミットは、19/20シーズン開幕戦こそベンチを温めたが、第2節クラブ・ブルージュ戦で移籍後初先発出場。試合は0-6の大敗を喫するほろ苦いデビュー戦となったが、しっかりと指揮官の信頼を掴んで正GKの座を射止めた。最終的にシュミットは5シーズンにわたってデ・カーナーリス(クラブの愛称)のゴールを守り、35回のクリーンシートを達成している。 そんなシュミットは、昨夏にメス(フランス)へのステップアップの話が進んでいた。しかしデッドラインデーになって交渉が破断に。ベルギーメディア『HBvL』によれば、メスが医学的な問題で日本代表GKの移籍を拒否したという。クラブはその夏の移籍市場でシュミットの後釜としてGK鈴木彩艶を補強しており、同選手は出場機会を失った。 市場価値が大きく下落したことは、不運が重なってベンチ外の日々が続いたことが原因だろう。現在はヘントで正GKを任され、充実した時間を過ごしている。