最大の暴落は? 日本人選手、市場価値ダウン額ランキング1~10位。評価を落としてしまったのは?【2024年最新版】
3位:橋本拳人(ウエスカ/スペイン) 生年月日:1993年8月16日 市場価値の変動:200万ユーロ(約2.8億円)→120万ユーロ(約1.68億円) 市場価値の減少額:80万ユーロ(約1.12億円/-40.0%) 22/23リーグ戦成績:33試合0ゴール0アシスト 2020年夏にFC東京からFCロストフへ完全移籍したMF橋本拳人は、リーグを変えても攻守に渡って躍動した。ロシアでのデビューシーズンはリーグ戦19試合に出場。高い得点力を発揮し、6ゴールを記録した。 しかし、初めての海外挑戦は不本意な幕切れとなってしまう。ロシアによるウクライナ侵攻の影響を受けてロストフとの契約を停止し、2022年春にヴィッセル神戸へ移籍。同年の夏の移籍マーケットでウエスカ(スペイン)へ移籍することを決断した。 2度目の海外挑戦となったスペインではコンスタントに出場機会を得ており、昨季はリーグ戦33試合に出場。今季はリーグ戦21試合に出場し、1月には待望のリーグ初ゴールを奪っている。 その市場価値は、昨夏に30代になったといったこともあってか、200万ユーロ(約2.8億円)から120万ユーロ(約1.68億円) まで減少した。市場価値のグラフはロストフ退団後から下降線を辿っており、20代後半というサッカー選手としては大事な時期に国際情勢の影響を受けてしまったことは残念極まりない。
2位:瀬古歩夢(グラスホッパー/スイス) 生年月日:2000年6月7日 市場価値の変動:300万ユーロ(約4.2億円)→200万ユーロ(約2.8億円) 市場価値の減少額:100万ユーロ(約1.4億円/-33.3 %) 22/23リーグ戦成績:31試合0ゴール1アシスト セレッソ大阪でプレーしていたDF瀬古歩夢は、2022年1月にスイスのグラスホッパーへ移籍。左右両方のセンターバックで起用可能な同選手が主力に定着するのに、それほど時間はかからなかった。レギュラーの座を掴み、スイスではここまで公式戦74試合に出場中だ。 キック精度に定評がある瀬古は、CBだけでなく中盤でプレーすることもできる。これまでもC大阪や日本代表でMFとしてプレーした経験はあったが、今年に入ってからクラブでのMF起用が増加。2ボランチの1角を担う試合やアンカーとして出場する試合が多くなり、CBレベルのディフェンス面だけでなく、MF顔負けの攻撃への貢献を見せている。 成長著しい一方で、その市場価値は100万ユーロ(約1.4億円)ダウンとなった。昨年6月の『transfermarkt』更新で市場価値が急上昇したため、落差が大きくなってしまった印象だ。それでも瀬古のチームへの貢献と最近のパフォーマンスを考えれば、全く悲観することはないだろう。現在23歳と若いため、市場価値の“伸びしろ”は十分過ぎるほどある。