最大の暴落は? 日本人選手、市場価値ダウン額ランキング1~10位。評価を落としてしまったのは?【2024年最新版】
5位:奥川雅也(ハンブルガーSV/ドイツ) 生年月日:1996年4月14日 市場価値の変動:250万ユーロ(約3.5億円)→200万ユーロ(約2.8億円) 市場価値の減少額:50万ユーロ(約7000万円/-20.0 %) 22/23リーグ戦成績:30試合5ゴール9アシスト ※アルミニア・ビーレフェルト(ドイツ)在籍時 ドイツで戦うMF奥川雅也にとって、今季は怪我に泣かされるシーズンとなってしまった。 昨夏の移籍市場でアウクスブルク(ドイツ)へフリー移籍を果たした奥川だったが、8月に左膝の内側じん帯を断裂してしまって長期離脱を強いられることに。10月に復帰してベンチ入りを果たす試合が続いたものの、11月に行われたヤーン・レーゲンスブルクとの親善試合でまた負傷離脱を強いられている。 負傷離脱を重ねたことでチーム内での奥川の序列は低下。アウクスブルクでは今季公式戦わずか2試合の出場にとどまった。このような出場状況も相まって、市場価値は250万ユーロ(約3.5億円)から200万ユーロ(約2.8億円)まで下落している。 そんな不運なシーズンを過ごしていた奥川は、今冬に出場機会を求めてドイツ2部のハンブルガーSVへ期限付き移籍することを決断した。レンタル期間は今季終了までとなっている。同クラブは2季連続で1部昇格プレーオフに進出したものの敗退しており、3度目の正直となる今季は是が非でも1部昇格を掴み取りたいところ。今のところ奥川の出場はリーグ戦1試合となっているが、同選手はハンブルガーSVで本来の輝きを取り戻して1部昇格の立役者になれるだろうか。
4位:松尾佑介(浦和レッズ) 生年月日:1997年7月23日(26) 市場価値の変動:150万ユーロ(約2.1億円)→90万ユーロ(約1.26億円) 市場価値の減少額:60万ユーロ(約8400万円/-40.0 %) 22/23リーグ戦成績:14試合0ゴール2アシスト ※ウェステルロー(ベルギー)在籍時 不名誉なランキングトップ3入りは免れたが、浦和レッズのMF松尾佑介は市場価値が60万ユーロ(約8400万円)下落した。昨年7月からの減少率は40.0%を記録し、このランキングの1~10位の中で最も高い減少率になってしまった。 浦和の中心選手だった松尾は、その活躍が認められて昨年1月にウェステルロー(ベルギー)へ期限付き移籍。主力に定着し、FWや両サイドハーフと様々な位置で起用された。ただ、浦和時代のような高い得点力は発揮できずリーグ戦でゴールを奪うことはできなかった。今冬に浦和へ復帰した同選手は、開幕戦(サンフレッチェ広島戦)から現在までリーグ戦3試合連続で起用されている。 市場価値はベルギーへ渡った時に大きく上昇し、一時は自己最高額となる150万ユーロ(約2.1億円)を記録した。ベルギーリーグは欧州5大リーグへのステップアップを目指す才能豊かな選手が多く在籍しており、そこからJリーグに戻ってきたことが市場の評価額を下げてしまった要因かもしれない。