伊藤健太郎、愛希れいか、弓木奈於が語る“未恋”――共感と成長が詰まった新ドラマ
――愛希さんは、シングルマザーの役で子役との共演もありましたがいかがでしたか? 愛希 「自分もいつか母親になりたいという思いは強いですし、子どもが大好きなので楽しかったです。とてもかわいくて撮影中はすごく仲良くさせてもらいましたが、やはり子育ては大変なんだろうなと感じました。今は自分のためだけに動いているけど、自分のために頑張り続けるのは私の年齢になると意外としんどくなったりします。それが悩みでもあるし、かといって自分より大切なものができて、その人のためにやることの大変さもあるので、バランスを取るのがすごく難しいんだろうなと。自分自身も実際に子どもがいるわけではないし、子育ての経験をしていないけれど、みなみのセリフから、葛藤を感じて今の自分にすごく刺さりました」
――最後に、見どころをお願いします。 伊藤 「健斗は、編集者の中で“ミスターリスク回避”と呼ばれている人間ですが、女性に対してはちょっと不器用な部分があったり、余計な一言が多かったりします。女性2人と健斗の構図やバランスも興味深くて、会社にみなみが入ってくることで、プライベートと仕事にブリッジがかかったような部分も、話が進むにつれてどんどん面白くなっていきます。劇的に何かが動いたり、感情が思いっきり揺さぶられたりするというよりは、ほのぼのとしたストーリーで、何も考えずに見られるような30分間だと思います。日々の疲れの癒やしの時間に、この作品がなってくれたらうれしいです」
弓木 「このドラマは、誰もが『こういうことあるよな』と思えるような感情が細かく散りばめられた作品になっています。私自身、前に進んでみようかなとか、ちょっと勇気を出して誰かと話してみようかなと思うきっかけになったので、皆さんも前向きな気持ちになったり、一緒に寄り添えるようなドラマになったらいいなと思います」
愛希 「『未恋』というタイトルの中に“恋”という字が入っているので、恋愛ものに見えるかもしれませんが、それだけではなく、それぞれが抱える葛藤や人間ドラマがしっかりと描かれています。私が演じるみなみは、シングルマザーなので、特にお子さんがいらっしゃる方にも刺さると思います。幅広い年代の方に見ていただける面白い作品なので、ぜひ、リラックスした気持ちで見ていただきたいです」