その走りに”キュンキュン”! 角田裕毅レッドブル昇格を押す声とチーム判断のジレンマ|モータースポーツ流行語大賞2024
motorsport.comでは、“モータースポーツ流行語”と題して、2024年のモータースポーツシーンでバズった言葉を読者投票形式で集計。モータースポーツファンの心に残った流行語トップ5をランキングで発表する。 【動画】角田裕毅が語る2025年のF1「クオリティをまだまだ上げていきたい」
■5位:太田格似進/太田偽之進
スーパーGTやスーパーフォーミュラで活躍した太田格之進……ではなく、2024年のハロウィンに太田がスーパー耐久に参戦している際のコスプレ(?)をX(旧Twitter)に公開して話題をさらった、せんとらさんのこと。太田格似進や太田偽之進、犬田格之進などといったあだ名が付けられ、太田本人も「自分かと思って焦ったわ!」とリポストしていた。 ちなみにmotorsport.com日本版も、スーパーフォーミュラ鈴鹿合同/ルーキーテストでせんとらさんを目撃しXでも取り上げさせていただいた。ご協力ありがとうございました! 2025年は代役としてスーパーGTなどに参戦してみてはいかが……?
■4位:ペナルティ
毎年のことながら、様々なカテゴリーでペナルティが話題となる。それが顕著なのはF1。ハースのケビン・マグヌッセンはマイアミGPで10秒タイムペナルティ3回、5秒タイムペナルティ1回という暴れっぷりを見せ、アゼルバイジャンGPではペナルティポイント累積で出場停止を食らった。 また、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはシンガポールGPの公式記者会見で放送禁止用語を放ち、FIAから社会奉仕活動のペナルティを科された。一連の“言葉狩り”問題をめぐってはFIAとF1ドライバーが対立。溝は深まるばかりだ。
■3位:パパイヤ・ルール
ランド・ノリスとオスカー・ピアストリというコンビを擁し、2024年のF1で26年ぶりにコンストラクターズタイトルを獲得したマクラーレン。ノリスがドライバーズタイトルに挑戦する中で、伝統的なマシンカラーにちなんだチームオーダー“パパイヤ・ルール”が話題となった。 ハンガリーGPではピアストリがレースの大半をリードしていたものの、ピットストップの関係でノリスが先行。これに対してチームが順位入れ替えを指示し、ノリスは渋々勝利を手放した。ノリスがドライバーズタイトルを狙うのであれば、不必要な判断だったのではという意見も出た。 またイタリアGPでもオープニングラップでのチームメイトバトルが物議を醸し、F1サンパウロGPではチームオーダー発令でノリスが優勝。後のカタールGPのスプリントでは逆にノリスがピアストリに勝利を譲るというシーンもあった。 もちろん、チームやドライバーにとってタイトル獲得が究極の目標であることは間違いない。チームもできれば発動を控えたいというジレンマを抱えているが、コース上のバトルではなく戦略的な判断によって勝敗が決まってしまうことに違和感を覚えるファンも多い。