冬の花スノードロップを庭に植えてみましょう!初心者でもできる植え方と正しいお手入れ方法
まだ寒い時期に咲くスノードロップことガランサス。繊細に見えますが、雪を突き破って花を咲かせるたくましい一面ももっています。 【写真集】スノードロップの植え方と正しいお手入れ方法
スノードロップの基本情報
春になる前、雪がまだ地面を覆っている間に儚げな雰囲気の花を咲かせるスノードロップ。雪から顔を出したとき、小さな垂れ下がったつぼみがひとひらの雪のように見えることからこう呼ばれるようになりました。 分類を見てみるとガランサス属の多年草でアマリリスの仲間です。手入れはほとんど必要なく、根付けば地面に広く広がります。花を咲かせる時期は地域にもよりますが早ければ1月から2月。花の少ない時期に庭を白い花で彩ってくれます。 一般的に小さく、高さは7cmから15cmほどですが、その2倍ほどの大きさまで成長する品種もあります。ロックガーデンや歩道、大きな樹木の下を白い可憐な花と鮮やかな緑で飾ります。
スノードロップのニックネーム
スノードロップはヨーロッパの庭園で不動の人気を誇ります。その証拠にその名を冠したフェスティバルやツアーも数多く開催されています。たくさんのニックネームをもち、「フェア・メイド・オブ・フェブラリー(美しき2月の少女)」、「スノーピアサー(雪を穿つもの)」、「ホワイトレディ」、そして2月2日に行われる、キリスト教の光の祭典キャンドルマスにちなんで「キャンドルマス・ベル」と呼ばれています。とはいえ、どんな名前で呼んでもその愛らしさは変わりません。冬の庭に生命の息吹をもたらしてくれるこの花を、ぜひ育ててみてください。
植える時期
スノードロップはまだ雪の残る時期に咲くことからもわかるように、丈夫な植物です。寒い時期がなくては花を咲かせないので、温暖な気候(植物耐寒性ゾーンマップの3から7より暖かい地帯)では育ちません。 翌春に花が咲くよう、秋に球根を植えるのがおすすめです。クロッカスなどの球根を食べてしまうネズミもスノードロップの球根には手を出さないので、代わりに植えるのもいいでしょう。
入手方法
スノードロップの球根はスイセンやチューリップなど他の早春の花ほど広く出回っていません。そのため専門店から購入する必要があるかもしれません。球根はすぐに乾燥してしまうので、届いたらできるだけ早く植えましょう。