鈴木彩艶を巡って「夏に争奪戦」勃発か バイエルンの関心が報じられた日本代表GK マンU専門サイトが指摘「次に進むべきはプレミア」
今季、イタリアセリエAのパルマに移籍し、現在まで正GKとしての活躍を続けている鈴木彩艶。昨年末、ドイツメディア『Sport Bild』により、バイエルン・ミュンヘンがマヌエル・ノイアーの後継者として鈴木をリストアップしているなどと報じられた。 【動画】それを止めるか!パルマを救った鈴木彩艶のファインセーブを見る Jリーグからベルギーに渡り、さらに5大リーグまでステップアップを果してきたその実力が、ビッグクラブの関心を引いていることは明らかだ。だがその一方で、過去に獲得に動いたとされるマンチェスター・Uの専門サイト『United In Focus』でも、日本人守護神の動向を注視しており、「夏にマンチェスター・Uとバイエルン・ミュンヘンがスズキの争奪戦を繰り広げるだろう」などと見通している。 同メディアは現地時間1月4日に鈴木の特集記事を配信。2023年、鈴木がベルギークラブ移籍を果す以前にマンチェスター・Uがオファーを出していた経緯を振り返りながら、「スズキは自らの力でキャリアを築くため、あえてユナイテッドへの移籍を拒否してきた。彼は毎年、より良いリーグに移籍しており、次に進むべき論理的なステップはプレミアリーグだろう」と持論を展開。 また、現在のマンチェスター・U所属である、アンドレ・オナナ等、3人のGKがいずれも低調なパフォーマンスであると評し、来季に向け、「ザイオン・スズキがオナナの後釜として注目されている選手の1人」であると説いている。 加えて同メディアは、パルマでの鈴木のプレーについても、「スズキは世界トップクラスのゴールキーパーになりつつある」と絶賛。その上で、「(クラブの株主である)イネオスがスズキの獲得を狙い続けるのは賢明な判断であり、日本代表の彼はエリートゴールキーパーになるための資質をすべて備えている」と高い評価を送る。 今季のGKとしてのスタッツ(18節終了まで)にも触れており、「スズキはこのシーズンで55回のセーブ(91パーセンタイル)を記録し、ゴールに直結するミスはゼロ。さらに、ハイボールキャッチで94パーセンタイル、正確なロングパス105本(82パーセンタイル)を達成している」とプレー内容を紹介するとともに、「これらの数値はユナイテッド加入後にさらに向上する可能性があり、彼が注目を集める理由も明白だ」と強調している。 鈴木がシーズン後半戦もパルマのゴールマウスに立ち続けることで、各クラブからの関心がより高まっていくものと予想される。果たして今季終了後、22歳はさらなるステップアップを果すこととなるのだろうか。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]