【計算できる?】鍵穴3つ、鍵12本、3つの鍵穴に正しい鍵が同時にセットされないと開かない。最大試行回数は?
ITパスポートの問題に挑戦!
モリ ITパスポート平成23年度 秋期 問37 に挑戦しましょう。 問37 インタフェースを一つだけもつモジュールが6個ある。これらのモジュールが相互に結合できるかを試験したい。1組のモジュールの結合テストに4時間を要するとき、すべての組合せのテストに合計何時間かかるか。 選択肢: ア 20 イ 24 ウ 60 エ 120 アユム も、問題文の意味がわからないです…。 モリ 身近な例で考えてみましょう。6個の部品があって、これらの部品が正しく組み合わせできるかを確認したい場面です。レゴブロックのように、それぞれの部品が他の部品とちゃんとくっつくか、それを確認する作業と考えてみてください。 アユム では、まずは、部品の組み合わせの数を出せばいいんですね。 モリ その通りです。6個の部品から、相互に結合するので、2つ選ぶということになります。 アユム さっき習った方法で計算すると... 6C2は、6×5/2×1= 15通りですね! モリ すばらしい! そして1組の組み合わせのテストに、4時間かかると書いてありますね。 アユム となると、15×4=60時間です! 答えは「ウ」! モリ よくできましたー! 「順番が大切なのか」「順番は関係ないのか」を考えることで、PとCを使い分けることができます。順列(P)は「順番が大切」、組み合わせ(C)は「順番は関係ない」と覚えておくといいですよ。 アユム よくわかりました。いずれにせよ、先輩の1320回の鍵合わせはやっぱり手伝わなくてよかったです。 モリ それはそうですね。では、お疲れさまでした。 ■ ポイント 順列(P)と組み合わせ(C)の違いは「順番」 ・順列:順番が大切!(ガムを先にあげる、チョコを先にあげるは別物) ・組み合わせ:順番は関係なし(2人選ぶだけなら、誰が先でも同じ) 計算方法 ・順列(nPr):最初の数から順番にかけていく 例:12個から3個選ぶ → 12×11×10 ・組み合わせ(nCr):順列の数を並び替えの数で割る 例:5人から2人選ぶ → (5×4)÷(2×1) ■ 今日の問題をおさらい Q1. キャビネットの鍵問題(順列) 鍵穴が3つ、鍵が12個あります。3つの鍵穴に正しい鍵が同時にセットされないと扉はあきません。最大試行回数は? 12P3 = 12 × 11 × 10 = 1320 答え:1320回 Q2. ガム・チョコ配り問題(順列) 5人から2人選び、最初の人にガム、次の人にチョコを渡す場合の組み合わせは? 5P2 = 5 × 4 = 20 答え:20通り Q3. アメ配り問題(組み合わせ) 5人から2人選んでアメを渡す場合の組み合わせは? 5C2 =5×4/2×1= 10 答え:10通り Q4. ITパスポート試験問題(組み合わせ) インタフェースを一つだけもつモジュールが6個ある。これらのモジュールが相互に結合できるかを試験したい。1組のモジュールの結合テストに4時間を要するとき、すべての組合せのテストに合計何時間かかるか。 選択肢: ア 20 イ 24 ウ 60 エ 120 6個から2個選ぶ組み合わせ:6C2 = 6×5/2×1 = 15通り 1組4時間かかるので:15 × 4 = 60時間 答え:60時間 (選択肢 ウ)