アンダーカテゴリーから続くライバル関係…「日本は最も多くのげんこつを食らった相手」スペイン女子代表司令塔は「リベンジの機運は高まっている」と意気込む【パリ五輪】
それは今回の日本戦を前に、「リベンジに燃えている」と口を揃える選手たちのコメントが端的に示してもいる。 「私たちに多くのダメージを与えた相手を倒すチャンスです」(DF・イレーネ・パレデス) 「日本については、初戦ということもありいろいろ言われています。どの試合も重要ですが、初戦は特にそうで、相手が日本であればなおさらです。日本はW杯でとてもショッキングな敗戦を喫した相手ですし、再戦に向けてチーム全員のモチベーションは高まっています」(DF・オナ・バトレ) 「日本は私のキャリアの中で最も多くのげんこつを食らった相手です。リベンジの機運は高まっています。自分たちのほうが上だということを証明したいです」(MF・アイタナ・ボンマティ) 「私たちは日本にリベンジしたいです」(GK・カタ・コル) 「相手が日本だからというわけではなく、私たち自身のために借りを返さなければなりません。日本はW杯で私たちを倒しました。両チームともすでに決勝トーナメント進出を確定させていたため、そこまで重要ではない試合だったとはいえ、負け方が負け方で、私たちに多くのダメージを与えました。そのことは今、私たちがどのように試合にフォーカスするか、日本のサッカーに対し、どのように立ち向かわなければならないか、どのように準備するかを知るのに役立つはずです。日本に勝つことは、私たちにとって挑戦なんです」(MF・アレクシア・プテジャス) 一方、昨年のW杯でスペインから先制点を含む2ゴールを奪った宮澤は『Marca』紙のインタビューで、「(スペインがW杯で優勝したことに)驚きはありませんでした。それだけ素晴らしいチームだったからです。でも同時にそのことで悔しさも込み上げてきました。なぜなら日本は、スペインを倒した唯一のチームであるにもかかわらず、何のトロフィーも持ち帰ることができなかったからです。今回の五輪は、自分たちの実力を証明する新たな試練です」と答えている。 サッカーの試合は因縁があればあるほど盛り上がるが、スペインと日本はそうした要素には事欠かない。今夜両者は、再びお互いの意地とプライドをかけ対戦する。 文●下村正幸
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