鈴木さん発祥の地で「鈴木サミット」 〝ライバル〟佐藤さんとの交流も
問い合わせは、鈴木サミット実行委員会事務局(073・482・1123)。
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日本の名字や家系の調査・研究を手がける株式会社リクスタ(千葉)が運営するサイト「名字由来net」によると、10月時点で全国で最も多い名字が佐藤姓で約181万3千人。鈴木姓は約175万7千人で2番目に多い。
一方、鈴木姓発祥の地とされる和歌山県で多いのは、山本姓(約1万8100人)、田中姓(約1万2400人)、中村姓(約7400人)などで、鈴木姓は14番目で約4700人にとどまる。
鈴木姓が多い地域は、東京都(約25万3千人)、愛知県(約19万9千人)など。人口比率でみても、静岡県(約5・28%)、福島県(約4・21%)、山形県(約3・46%)と東日本に集中している。
名字由来netの広報担当者は「鈴木さんは熊野信仰の広がりとともに全国へ移り住んでいったとされている。特に太平洋岸に沿って東側に多く広まっていったようだ」と分析。一方、鈴木サミット実行委の神出勝治委員長は「鈴木姓の人々が海南にとどまることなく、全国で活躍していて、うれしく思う」と話している。