【三浦泰年の情熱地泰】亡き父は、この問いにどう答えてくれるのか… しっくりきたアンサーはピッコリ監督の言葉
「僕は上手く出来ていますか?」遠くへ行ってしまった親父は僕たち兄弟をどう見ているのだろうか?
少し遅れての入稿になってしまったのは、9月2日(月)に昨年9月8日に亡くなった父の一周忌を親族で行なった事を報告しようと思ったからだ…。 6日経つと命日になるが弟カズの試合日程に合わせての2日(今日)に決めた。命日はカズが所属するアトレチコ鈴鹿クラブのJFLの試合がある日だった。 2日の前日はJFLが再開。ナイター試合ということもあり、試合後はハードな移動になる事になっていた。しかも、そんな過密な日程のタイミングで日本は台風10号にも悩まされる事になった。 実家は静岡、チームの拠点は三重県。台風の影響を一番受ける事になる東海地区。東海道線新幹線が東京ー名古屋間で運休。そして試合も延期。 そんな中で一周忌は無事に済ませる事が出来た。 静岡の天気は快晴で暑い中、父の一周忌の法要は無事に親族に見守られた中で行なわれた。 台風の話に戻すと、今回の台風はこれまでのようには進まず、雨風に備えていた人々を困らせた。鈴鹿に滞在していた僕も予定を変更して対応した。 結局は雨一粒も落ちそうにない晴天の中で行なわれた一周忌。父のパワーなのか? 残された僕たちのパワーなのか? 悪影響は全く受けずに終える事ができた。 今回の一周忌は親族のみであったが、次回は年末に「偲ぶ会」を開催したいと思う。本来ならこの一周忌に声を掛けたかった人。葬式で供花を出して頂きご列席出来なかった人。生前に親父と仲が良かった人。また、サッカー関係、一般の人までを呼ばせて頂き、時期も時期なので偲ぶ会と忘年会を兼ねた催しが出来ればと考えている。 1年後には3回忌、そして3年、4年とこの後、月日は経っていくのであろうが、また1年経っても父を想い出し寂しくなる時があり、いつ記憶から去り、忘れる日が増え、想い出さずに、無我夢中になれるのか? 忘れようとしても忘れられない、遠くへいってしまった親父。 誰もがそうであろうが、少しずつ親父がいない事に慣れては来ているのであろうが…サッカーというスポーツを僕達、兄弟に授けてくれた親父は向こうから今のサッカーをどう思うのであろうか? そして僕たち兄弟をどう見ているのであろうか? もし親父と話が出来たとしたら… 何かひとつだけ聞く事が許されたとしたら… 僕は何を聞くのであろうか? 「僕は上手く出来ていますか?」 父が生きていれば絶対聞かないであろうし、こんな抽象的な質問をすることはないであろうが…。