小池都知事が定例会見8月27日(全文2完)1つのチョイスを増やすことにつながる
自民党総裁選をどう見ているのか
NHK:すいません、NHKの成澤です。ちょっと先週の話なんですけれども、自民党の総裁選挙の日程が決まりましたが、知事はどのように見ていらっしゃるか、お聞かせください。 小池:なんと言うんですかね。自民党の総裁を決めるということは国の総理につながるわけですから、これらのことを自民党の党員の方々、また、議員の方々、最善の方法で選出されていくのではないだろうかというふうに考えております。昔、総裁選に立候補することができたのは、20人集めるって結構大変なんですよね。そのときに本当にサポートしてくれた皆さんの顔、1人1人、今も思い浮かべるというようなこともございます。でも国難と言えるようなコロナ禍にあって、こういう中での自民党総裁選がどのようにして進んでいくのか注視していきたいと思っています。 NHK:知事、すいません、もう1点お願いいたします。臨時の医療施設について伺いたいんですけれども、新型コロナ対策として厚生労働省はこのほど都道府県などに対して臨時の医療施設を設置するよう求めています。きのう、多摩の6つの市の市長も都に対して臨時の医療施設を設けるよう求めていますが、これに対して都としてどのように対応されていくのか、お聞かせください。 小池:さまざまな方法で、今日も築地のデポの話、させていただきました。お城をつくることはできても、そこにどうやって必要な人を入れるかというのが最大のポイントなので、それぞれ、多摩の地域、市長さんが大規模接種ワクチン会場を設けておられると思うんですね。ワクチンの接種と、この陽性になった方をどうケアするかっていうのは、若干内容が違うとは思いますけれども、それぞれの地区の医師会のほうと連携して、まず人を集めてもらわないと進みません。会場の問題というよりは人の問題だということをあらためて皆さんと意識、共有したいと思いますし、必要な会場を設けて、そしてまさしく連携しながら進めていくことが、それぞれの都民の命と健康を守ることにつながるのではないか。 16条の2に対しての要望を出した肝の部分も、やはりそうやって医療者の皆さまにここは協力していただきたいということにほかなりません。それは多摩であろうが区部であろうが同じかと思います。そういった意味で、それぞれの地区の医師会の方々、ご協力いただいているところもたくさんあります。あらためて、今、厳しい状況だということからもご協力、医師の方々のご協力をお願いしたいと思います。要は箱ではなくて人だということです。じゃあ最後。