小池都知事が定例会見8月27日(全文1)若い方々の接種意欲は極めて高い
東京都の小池百合子知事は20日午後、都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「自民党総裁選「注視していきたい」 東京都・小池知事が定例会見(2021年8月27日)」に対応しております。 【動画】自民党総裁選「注視していきたい」 東京都・小池知事が定例会見(2021年8月27日) ◇ ◇
東京都名誉都民の候補者を選定
毎日新聞:失礼しました。では小池知事の定例記者会見を始めます。よろしくお願いします。 小池:今日は3点お伝えをいたします。まず令和3年度の東京都名誉都民の候補者選定がされましたので、お知らせいたします。今年度の候補者ですが、宇井理生さん、小田島雄志さん、そして室井摩耶子さん、このお三方でいらっしゃいます。 宇井さんですが、薬学、薬ですね。そして生化学分野の研究者でいらっしゃいまして、細胞内の情報伝達研究の発展にご尽力をされました。また、人材育成にも取り組まれまして、学術の進展に寄与されてきた功績が大だということであります。長年にわたる研究については、新薬の開発につながるなど、世界各国で今、感染症が脅威となっているわけですけれども、その受彰が地道に活動を続ける多くの医療従事者や研究者にも光を当てることになるのではないか、そのような考えもございます。
まさに災害級と言えるレベル
それから小田島さんでいらっしゃいますけれども、英文学者であり翻訳家として著名でいらっしゃいます。そしてまた、イギリス現代劇の紹介、また、劇評の執筆など、まさにシェイクスピアの全戯曲の翻訳を成し遂げられた方としても有名であります。自らで小田島雄志・翻訳戯曲賞も設立されておられて、翻訳劇の振興や後進の育成にも貢献しておられます。小田島さん、翻訳もそうですし、ユーモアあふれる紹介などによって、日本人にとってシェイクスピアが身近になったという功績が、大変大きいものがあります。 それから室井さんでいらっしゃいますが、この方は100歳です。ヨーロッパでの研鑽を経て、今もなお国内最高齢の現役ピアニストとしてご活躍中であります。作曲家の思いを大切にしながら物語を奏でるような音色で多くの聴衆に感動を与え続けておられるという方であります。人生100年時代、室井さんは元気に活躍されて、心豊かに暮らしておられる姿、都民に元気、そして勇気を与えてくれるものでありましょう。 このお三方の素晴らしい功績については、人々に希望、そして活力を与え、都民が敬愛して誇りとするものでありますので、次の定例の都議会におきましてご同意をいただいた上で顕彰式を行う予定といたしております。これがまず最初にご報告であります。ご紹介であります。 次にコロナウイルスの感染症対策の最新についてであります。コロナウイルスとの闘い、現在も最大の危機が続いていると言っても過言ではありません。そのものと言っていいかもしれません。このデルタ株の脅威でありますけれども、現在も日本全国に拡大し、きのうもちょうど緊急事態宣言等に対象地域が広がったところであります。このコロナウイルス、私たちの命や健康だけではありません、経済的な不安や、また、心の悩みなど、広い範囲で私たちに大きな影響を与えているところであります。 そして感染状況については、まさに災害級と言えるレベルであります。新規陽性者数しかり、入院患者数しかり、重症者の数、過去最大の水準となっております。医療は、きのうもモニタリング会議でありましたように、逼迫の度合いを強めているというところであります。また、きのうの会議で専門家の皆さま方から、現在の状況が続くと今後、命を救うための十分な医療が受けられなくなる可能性がありますよというご指摘をいただいております。