マーガリン類市場は家庭用が好転の兆し 業務用はコロナ禍で正念場
マーガリン・ファットスプレッドなどの国内マーガリン類(加工油脂)は、世界最高峰の技術力を有し、家庭用・業務用の両分野で食生活を支えている。一方で2020年は、新型コロナ感染拡大を背景に両分野で明暗を分ける形に。巣ごもり・内食により家庭用ではダウントレンドからの復調が進んだ半面、業務用では土産・外食分野の低迷が業界を直撃、正念場を迎えている。下期以降もこの傾向は続くと思われるが、新トレンド創出やニューノーマルへの対応など、技術力や優れたおいしさ・物性を通じた活性化策が顕著に。国内屈指の技術産業として、今後が注目される。
本文:2,996文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
日本食糧新聞社