皿洗いで「月給45万円、21万円貯金できる月も」…“英語力ほぼゼロ”でカナダに移住した20代男性の暮らし
貯まったドルで新たな事業をスタート
ただし、小林さんはワーキングホリデーでの滞在であったため、期限は1年と定められていました。 しかし、カナダの環境、高待遇が気に入った小林さんは次の一手を打っています。 「お金が貯まったこともあり、仕事の合間で準備をしてアパレルショップを開業しました。カナダのヴィンテージアイテムを仕入れて日本で売るというビジネスです。一旦は日本に戻ることにはなりますが、今後もカナダを拠点とするための布石を打つことができました。 正直、カナダに来た当初は英語力もなく、意思疎通も危ういレベルでした。しかし、私のような立場でも仕事を探せましたし、1年間で語学力は格段に向上し、現地でのコネクションを築き、新たな事業も始められるようになりました。もしいま海外移住に迷っている人がいるならば語学力がほとんどいらない皿洗いからでもよいのでぜひカナダにきてほしいですね」 海外移住と聞けば、語学力や金銭面などさまざまな不安要素から諦める人もいるかもしれません。しかし、小林さんのようにワーキングホリデーを利用して期限付きで移住しても成功を収めることは決して不可能ではないことがおわかりいただけたのではないでしょうか。 <TEXT/宮脇咲(みやわき・さき)> 【宮脇咲(みやわき・さき)】 海外不動産投資家・海外移住コンサルタント。1997年宮崎県生まれ。UAEドバイ在住。お茶の水女子大学在学時に、暗号資産投資で大きな利益を出し、分散投資の一つとして不動産投資をスタートする。大学3年生の21歳から国内不動産投資を始め、国内3棟18室を保有し利回り20%以上の物件を運営し、その後いくつかの物件を売却。22歳で海外不動産投資へ進出し、ジョージア、トルコ(イスタンブール)、アラブ首長国連邦(ドバイ)に不動産を所有。現在は、個人投資家として資産運用をしながら、富裕層、経営者、投資家への資産コンサルティングのほか、海外移住のアドバイザーとしても活動。チャンネル登録者数約6万人のYoutubeチャンネル「さきの海外不動産しか勝たん」を運営。
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