中田英寿が通うフレンチ、秋元康がハマるカレー&餃子、長嶋一茂の秘密の鮨…2025年注目すべきレストランBEST5【まとめ】
4.フレンチの巨匠・三國シェフがリピートする最上級ラーメン
札幌グランドホテルから帝国ホテルを経て、20歳にして駐スイス日本大使館料理長に就任、その後は「ジラルデ」「トロワグロ」「アラン・シャペル」など数々の世界最高峰の三つ星レストランで腕を磨く。 30歳の時にオープンした「オテル・ドゥ・ミクニ」は、日本国内はもちろんのこと、世界各地からトップシェフやグルマンが押し寄せる日本を代表するフランス料理店となった。 そんな日本フランス料理界を牽引してきたフレンチの巨匠、三國清三氏にとってB級グルメは、「日常の味」。ふだん非日常の料理を手がけているからこそ、食べたくなるという。 「日常のおいしさが、非日常の料理をつくる活力になっているんだもの。B級という言い方はしっくりこないんだけど」と言いつつ、まず挙げてくれたのは、帝国ホテルでの修業時代、先輩に連れられて初めて訪れてから50年近く通い続ける「日比谷 芳蘭」の味噌バターラーメン。 「丼が大きくて、スープが濃厚で、バターのコクが効いている“ザ・道産子”な味噌ラーメン。味もほぼ変わっていないから、故郷だけでなく、死に物狂いで頑張っていた修業時代も思い出させてくれるんですよ」 芳蘭 住所:東京都千代田区有楽町1-2-9 TS日比谷ビルB1 営業時間:11:00~24:00 定休日:無休 席数:33席
5.飲食業界のカリスマが通い続けるラーメン&カレー…最上級のB級グルメ3選
飲食業界のカリスマ、稲本健一氏が今回挙げてくれた3店のうち2店は、自身が30年、40年と通い続ける“歴史のある”店。 「移り変わりの激しい飲食業界で何十年も店を守り続けていられるのは、味や接客に定評があるから。その歴史を安価に体験できるのだから、ものすごくお得。B級ではなく特級、いや、最上級グルメですよ」 そのひとつが、「飲んだ後の〆は、たいていここのラーメン」と足繁く通う「博多麺房 赤のれん 西麻布本店」。創業1978年、東京における豚骨博多ラーメンの先駆けとされる人気店だ。 「まず水餃子でビール中瓶を1本飲んだ後、ミニラーメンをオーダーして食べる。これが、もう20~30年続くルーティーンですね」 稲本氏いわく、「豚肉に多く含まれるアラニンと小麦粉に豊富なグルタミン酸は、アルコール分解に必須の栄養素」。おなじみの“飲んだ後にラーメン”というのは、理にかなっているというわけだ。 「つまり、B級グルメとお酒は切り離せない関係ということ。もっとも、それは後づけで、通う一番の理由は、おいしいからですけどね(笑)」 博多麺房 赤のれん 西麻布本店 住所:東京都港区西麻布3-21-24 ARUGA 1F 営業時間:11:00~翌5:00 定休日:日曜 席数:27席