緊張を強いられる首都キーウ ロシアの間断ない無人機攻撃
キーウ、ウクライナ、11月8日 (AP) ― ウクライナ戦争勃発から間もなく1000日になろうというなか、ウクライナに対する容赦ない攻撃を継続するロシアは11月7日夜、首都キーウとその周辺に対して、数十機のドローンによる8時間に及ぶ夜間攻撃が続いた。 明らかに防空システムの撹乱と住民を不安に陥れる狙いで、ロシアは時にはドローンを単発で、また時には数十機をあらゆる方向と高度から打ち込んでくる。 防空システムは30機前後のドローンを「無力化」したが、迎撃時に落下した破片で病院と集合住宅、オフィスビルが被害を受け、タワーマンションの33階で火災が発生、少なくとも2人が負傷した。 このところキーウに対するドローン攻撃は、ほぼ連日続いており、夜は夜で爆発音とドローンの爆音で、首都は常に緊張を強いられている。 昨年のこの時期に比べ、ロシアは10倍以上のイラン製ドローン「シャヘド」を投入している。 (日本語翻訳・編集 アフロ)