「繊細」な人、特徴と心理って? 相手の言葉に振り回されないための 【スルーする力】の鍛え方
みなさん、友達や家族や他人のちょっとした一言が気になって、ずっと頭から離れない経験をしたことってありますよね? 仕事中や夜に寝ようとしている時に、ふと、その言葉が引っかかって頭の中をぐるぐる回り始めて、そのことばかり考えてしまうことってあったりしませんか? 【データ】共働き世帯と専業主婦世帯、割合は? 女性が働きづらさを感じている原因は? 考えても仕方がないと、自分ではわかっているのに、気がつくとその一言が気になってしまう……。そして、そんな気弱な自分がイヤだなぁ、と思って、さらにブルーになってしまった経験をしたことがある人は大勢いると思います。 今回は心理カウンセラーの岡部 愛さんに、そんな「周囲のひと言」との受け止め方、付き合い方についてお話していただきます。
「気にしすぎる人間」なのは、あなただけじゃない
他人が発する自分に対するネガティブな発言に振り回されて、他人と話すことが少し怖くなったり、人見知りになったり、ひどくなると対人恐怖症になってしまうことさえあります。 あなたは自分だけが「気にしすぎる人間」なのではないかと思ってしまったりしませんか? でも、実はかなり多くの人たちが同じようなことで悩んでいるのです。言葉に振り回される人は、とても優しくて素直な人が多いのですが、それゆえに他人のひと言を無視できずに、言葉に翻弄されてしまうのです。 「人に対して誠実であろう」とする想いが裏目に出て、まるで裏切られたような経験をした人もいます。さらには相手の言葉に振り回されてしまい、相手がとても自分勝手な人物に見えてきてしまう、ということも珍しいことではありません。
言葉をどれくらい大切に思っているかの温度差が誤解を生む
たとえば、今の社会ではリモートワークや、Zoomなどを使って、仕事をする機会が多くあります。メールの返信だけでも、言葉づかいに慎重になりますよね。ですが一方で、さほど言葉を気にしない上司や同僚もいます。相手が発する言葉の意味を真剣に受け止めようと思っても、曖昧な表現に本意がつかめずに「う~ん」と悩まされたことってありませんか? SNSなども同じです。「これは、どういう意味なのかな?」とか、なぜか相手のひと言が意味深に思えてきたりする。さらに、どのタイミングでメッセージやリアクションを返そうかな?となやんだりもしますよね?