6大会連続の39歳Cロナ、最年長ゴールのモドリッチ 新星16歳ヤマル、記録盛りだくさんのサッカー欧州選手権
ドイツで開催中の欧州選手権はレベルの高い攻防が繰り広げられ、サッカーファンを引きつけている。ベルリンやミュンヘン、ドルトムントといった各都市の会場は満員のサポーターで埋まり、大会は盛況のうちに終盤戦を迎えている。24チームが参加し、現地6月29日(日本時間30日)から始まったベスト16による決勝トーナメント1回戦では優勝候補のフランスやスペイン、地元のドイツなどが順当に勝ち上がっている。1次リーグを含め、ここまでに達成された記録を紹介したい。最多出場、最年長ゴール、最年少出場と盛りだくさんの大会となっている。(記録は7月2日時点)
■最多大会/最多試合出場
ポルトガル代表のクリスティアノ・ロナウドは2004年大会から実に6大会連続の出場を果たしている。既に前回大会で5大会出場という最多記録を樹立していたが、今回で自らの記録を更新した。39歳の大ベテランは主将として、2大会ぶり2度目の優勝を目指すチームを牽引している。2023年から欧州のトップシーンを離れてサウジアラビアのアルナスルでプレーしているが、今大会は決勝トーナメント1回戦を終えた時点でノーゴールではあるが、1次リーグ初戦のチェコ戦では鋭い裏への抜け出しや打点の高いヘディングなど、切れのある動きを披露している。 欧州選手権の通算出場試合数も29でトップ。ゴール数は元フランス代表の「将軍」プラティニの9点を大きく引き離す14点で1位に君臨している。W杯も5大会連続出場、そして5大会連続ゴールという唯一無二の記録を持っており、まさに大舞台が似合うスーパースターといえる。 ロナウドに続き、今大会で5大会出場となったのはポルトガル代表の同僚で守備をまとめるぺぺと、クロアチア代表の精神的支柱であるモドリッチの2人だ。ドイツの守護神ノイアーは1次リーグ最終戦で通算18試合出場となり、イタリア代表の名手ブッフォンの17試合を上回ってGKとしての最多記録を達成した(決勝トーナメント1回戦で19試合に更新)。この先チームがどこまで勝ち上がり、記録を伸ばせるか。