【MLB】 トレード市場の目玉リリーバー・スコットをパドレスが獲得 ドジャースとの争奪戦を制す
日本時間7月31日、朝7時に迫るトレードデッドラインに向け、各球団のトレードが活発化。トレード市場の目玉の一人だったタナー・スコット(マーリンズ)は争奪戦の末、パドレスが獲得したと各メディアが報じた。先日もジェイソン・アダムを大型トレードで獲得したパドレスは、またしても大物をゲット。対価としてマーリンズに渡るのは、パドレスのNo.2有望株ロビー・スネリングら4選手と報じられている。さらにマーリンズから右腕ブライアン・ホーイングもパドレスに移っている。 スコットは今季、44試合の登板で18セーブ、防御率1.18、総合指標bWARはリリーバーとしては破格の3.2をマーク。トレード市場で最高のリリーバーと目されていた。スコットにはドジャースやヤンキースを含む多くの球団が興味を示し、最終的にパドレスが射止めることとなったようだ。そして、ホーイングは今年MLBで16試合に登板し、防御率2.70の好成績を残している。 対価としてマーリンズに渡るのは左腕ロビー・スネリング(球団2位)、右腕アダム・メイザー(球団4位)、三塁手グラハム・ポーリー(球団5位)、遊撃手ジェイ・ベシアーズの4人。スコットは今年限りでFAとなるため、パドレスが使えるのは今年残りの3ヶ月ほどだが、対価は高く付いた。パドレスは今春からルイス・アライズ、アダム、スコットらの獲得のため、MLB公式の球団有望株ランキングの上位15人から12人をトレードに出している。 パドレスはオールスター守護神ロベルト・スアレス、ブレイク中の剛腕ジェレマイア・エストラーダ、松井裕樹らが揃うブルペンに、さらにスコットとアダムを補強。ブルペン陣はリーグトップクラスに生まれ変わった。ナ・リーグのワイルドカードを固める一方で、西地区首位ドジャースにも6.5ゲーム差と迫るパドレス。悲願の世界一を目指し、大補強を敢行した。 さらに『ニューヨーク・ポスト』のジョン・ヘイマンは、ドジャースがスコット争奪戦に最後まで残ったもう一つの球団だったと報じた。ドジャースは先日、ホワイトソックスからマイケル・コペックを獲得したが、懸念のブルペン補強にまだ注力しているようだ。