山口市の道の駅にブランド野菜、作っているのは拒食症経験した22歳…祖母に習った農業「みんなを笑顔に」
農薬を使わないことにこだわり、夏は虫による被害で野菜が実らず「またやられた」と気持ちがめいることもある。それでも、家族が手伝ってくれたり、近所の農家が「土が良くなれば虫も来なくなる」とアドバイスをくれたりと、周囲に支えられて乗り越えている。
最近になって「momoe farm」の野菜を知った地元の料理店からSNSを通じて注文があり、新たな取引も始まった。
目標は「仁保の郷」の売り場を自分の野菜で彩り豊かにすること。「私の野菜でみんなを笑顔にしたい」と張り切っている。(松田史也)
◆プロフィル=2002年、山口県周南市生まれ。4歳の頃から山口市・仁保地域で暮らす。「農業は髪の色や作業服の柄は自由」と、派手なものを好んで着用している。「マイブーム」は県内各地の道の駅に設置してあるスタンプラリー。家族で出かけた先で見つけると、ついスタンプを押したくなるという。