アルファ初の電気自動車「アルファロメオ ジュニア」はリアルスポーツカーだ!
発売当初は特別モデル「スペチアーレ」
「ジュニア」は当初、特別モデル「スペチアーレ」として発売される。マットブラックとレッドのアクセントが際立つエクステリアデザイン。標準装備には、典型的なパーフォレーテッドデザインの18インチタイヤ、レザーステアリングホイール、マッサージ機能付き電動調整式運転席シート、ジェスチャーコントロール付き電動テールゲート、キーレスシステムなどの各種快適装備が含まれる。電動テールゲートはジェスチャーコントロール付きで、キーレスシステムを使ってクルマを開け、エンジンを始動することができる。
ドライビングテスト:アルファらしいジュニアのスポーティな走り
「アルファ ジュニア」のプラットフォームは、「ジープ アベンジャー」と同じポーランド製。しかし、バロッコのアルファエンジニアがそれを使って成し遂げたことは驚くべきことだ。メーカーによると、彼らは90年代に「8Cコンペティツィオーネ」を、過去10年間に「4Cスポーツフラウンダー」をチューニングしたのと同じ人たちだという。 ステアリングジオメトリーの変更、プログレッシブステアリング、横方向の傾きを抑える厚めのスタビライザー、カーブからの加速を向上させるフロントのトルセンアクスルロック、20インチホイールの後ろの大径ブレーキディスクなどだ。
最高出力280馬力の「ヴェローチェ」なら、345Nmのトルクが即座に発揮され、これほどの高速コーナリングが可能なのだから、アルフィスティにとっては完璧なバージョンだ。 高価だが、有名な先祖よりも速いだろう。残念なことに、54kWhのバッテリーは、1962年に開設されたバロッコの21kmの歴史的テストコースで発見したように、すぐになくなってしまう。 「ヴェローチェ」は、小型E-SUVの中でも、最もダイナミックな代表車のひとつであり、それは、スポーティなセットアップと280馬力の力強いパワーのおかげである。
結論
アルファの「ジュニア」の主な狙いは新規顧客の開拓であり、それは成功するかもしれない。アルファロメオ初の電動モデルは、素晴らしいデザインと愛情を込めて作られたインテリアを備えている。電動アルファというアイデアにまだ慣れない人は、マイルドハイブリッドを選ぶべきだろう。
Rolf Klein, Katharina Berndt and Jan Götze