アルファ初の電気自動車「アルファロメオ ジュニア」はリアルスポーツカーだ!
デザイン:スクデットがあってこそ本物
トリノ訪問。チェントロスティーレ(デザインセンター)では、アルファ第4のモデルを初めて生で見ることができる。「ミラノ」か「ジュニア」かにかかわらず、アルファ初の電気自動車は実によく見える。ステランティスプラットフォームの上に立ち、「オペル モッカ」や「プジョー2008」と共有している。「ジュニア」のすべてがユニークだ。両サイドの3本のライトバーはアルファらしいもので、その下にはマトリックスLEDのメインヘッドライトがある。スクデットには小さな革命がある。アルファは2027年から電動モデルのみを提供する意向であるため、古典的な意味でのラジエーターグリルは今後必要なくなる。
ナンバープレートで伝統を打ち破るジュニア
アルファロメオは「ジュニア」で、この方向への第一歩を踏み出し、2つの異なるスクデットを提供する。ベーシックバージョンにはアルファの文字が入った “レッジェンダ(Leggenda)”バージョンがあり、上級装備ラインにはアルファの象徴である十字架とヘビをあしらった”プログレッソ(Progresso)”スクデットが採用される。「ジュニア」をわずか8ヶ月でデザインしたチーフデザイナーのアレハンドロ メソネロ=ロマノスは、「プログレッソ」バージョンを好んでおり、ナンバープレートが中央に配置されていることについても言及している。多くのアルフィスティは、なぜジュニアのナンバープレートがサイドにないのか理解できなかったが、これには単純な理由がある。
続いてリヤ。ここでメソネロ=ロマノスと彼のチームは、「ジュリアTZ」からインスピレーションを得た。ダークカラーのデザインエレメントは “コーダトロンカ”と呼ばれ、この観点からも「ジュニア」にユニークな表情を与えている。リヤウインドウがフラットに配置されているのも興味深い。その後ろには400リットルのトランク容量があり、このクラスとしてはまずまずの数字だ。
写真では伝わらないのが「ジュニア」のサイズだ。全長は4.17mで、「VWタイゴ」より10cm短いが、見た目はかなりずんぐりしている。 サイズ一覧: ・全長: 4.17メートル ・全幅: 1.78メートル ・全高: 1.53メートル ・ブーツ容量: 400~1280リットル