iPhone初心者が覚えておくべきバッテリーの消費や劣化を抑える設定5選
「充電上限」を80%~100%の5段階で選択できますが(上写真)、「100%」に設定すると、「バッテリー充電の最適化」をオンにすることが可能となっています(下写真)。 実は、充電上限を100%にして「バッテリー充電の最適化」をオンにすると、80%から100%まではゆっくり充電され、AIが普段の生活習慣から判断して、朝起きる頃にちょうど100%に充電されるようになっています。「100%充電の状態を長く続けさせないことがバッテリーの劣化を防ぐ」という意味では、この充電設定でも問題ないでしょう。
【4】バッテリーの充放電回数を確認する
iPhone 15以降+iOS 18では、iPhoneの設定で「バッテリー」→「バッテリーの状態」を開くと、「最大容量」に加え、「充放電回数」や「製造日」や「最初の使用」などが確認できるようになっています。 ここでとくに注目したいのは「充放電回数」。この回数は充電アダプターを挿した回数ではなく、バッテリー容量0%→100%の充電を1回サイクルと数えます。たとえば、初日に50%から100%に充電して、翌日にも50%から100%に充電した場合、この2日間の充電で1サイクルとカウントされるんですね。これは重要なことなので、しっかり覚えておきましょう。 ちなみに、iPhone 15以降のバッテリーは、充電サイクルを1,000回繰り返したあとでも本来のバッテリー容量の80%を維持するよう設計されており、iPhone 14以前のモデルでは500回となっています。 ■iPhoneのバッテリー状態を確認する手順
まず、設定で「バッテリー」を選択(左写真)。次に、「バッテリーの状態」をタップします(右写真)。
ここでバッテリーの「充放電回数」「製造日」「最初の使用」などが確認できるようになりました。とくに充放電回数は要チェックですね! また、この画面では製造日と最初の使用日も確認できますので、今後はこの画面で自分のiPhoneのバッテリー状態がどうなっているのかを、たまにチェックするようにしましょう。 なお、「最大容量」はバッテリーのヘタリ具合を確認できます。新品ならここが100%ですが、徐々に数値が下がっていき、80%を下回ってしまうと、バッテリーが1日持たなかったり、iPhone自体のパフォーマンスが下がってしまいます。つまり、バッテリーの最大容量が80%を下回ったら、そろそろバッテリーを交換する時期が来たということが分かるんですね。