お部屋にちょっと「アート」飾りたい、じつは「ヤフオク」でリーズナブルに手に入る?最高の1枚を手に入れるために知っておきたいこと
エディション番号と自筆サインについて、知っておくべきこと
版画を購入する際に知っておきたい点ですが、この左側の番号は、版画やリトグラフ、写真作品などの限定複製作品に関する情報を示すエディション番号です。 エディション番号は通常、分数の形式で示されます。例えば、133/150は、150部限定のうち131番目の作品であることを意味します。一応、番号が若いほど良いとされています。 多くの作品にはアーティストによる署名があり、エディション番号とともに作品の正当性を示す証明として機能します。その他、ギャラリーや発行元からの証明書が付属することもあります。 また、アート作品のエディションを決定する前に、試験的に制作されたプリントに付けられる番号や表記が行われることがあります。通常、「AP」「E/A」(Artist's Proof)、「PP」(Printer's Proof)、「TP」(Trial Proof)などの記号が使われます。市場に出回ることは少ないで、販売される場合通常版のエディションよりも高い価値を持つことが多いです。その希少性とアーティストの個人的な関与が理由です。 なぜ真贋にこだわるか、有名無名にこだわるか。一つには、やはり皆が良いと認めた絵には力があります。手に取った時の感動もひとしお。また、身銭を切って購入した絵の作家や背景は知りたくなるもの。それがあなたの「最初の1枚」という物語と相まって、特別な1枚となるのです。 まず今回は買い方にフォーカスしましたが、もう少し深掘りして「運命の最初の1枚<後編>」に続きます。 プロフィール インテリアアートスタイリスト 胡桃(くるみ) ふと購入した絵画をきっかけに「絵のある生活」の楽しさを実感。インテリアに合わせた絵のコーディネートを中心に活動中。gallery mésange主宰。
インテリアアートスタイリスト 胡桃