2週間で逆転!東大生が語る「共通テスト直前の秘策」 追い込まれていてもやるべき勉強をやれば受かる
受験が近づくにつれて、さまざまな不安や焦りを抱える受験生や親は多いと思います。それらを解消するためにはどうしたらよいのか。大学入学共通テストまでの毎日連載「現役東大生が解決! 受験お悩み相談室」では、偏差値35から東大合格を果たした漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡壱誠氏が率いるカルペ・ディエムのメンバーが、数多くの受験生を指導した経験を基にした解決策を伝授します。【連載第18回】 【漫画・ドラゴン桜で理解】スランプから脱却する方法 ■「To Do リスト」で言語化する
大学入学共通テストまで2週間を切りました。多くの受験生が大詰めに差し掛かっていると思いますし、不安な日々を過ごしているのではないでしょうか。 今の時期にこそやってほしい勉強法が「To Doリスト作り」です。 受験生にはたいていの場合、「ある程度終わらせておきたい勉強」があるはずです。「もう1年分過去問を勉強しよう」とか「英語の単語帳の最終確認をしておきたいな」とか。 そこで残り2週間で終わらせておきたいもの、これを終わらせて試験会場に向かいたいと思うものを下記のように科目ごとにすべて書き出して、自分がやるべきこととして、以下のようにリスト化して残しておくのです。
英語:実践問題集3年分/去年の過去問を1時間復習/英単語ターゲット1900を1周(3時間) 数学:実践問題集3年分/参考書に載っている公式を1時間復習 地理:『きめる! 共通テスト地理』を1周/実践問題集5年分/去年の過去問を1時間復習 頭の中でだいたいのイメージがある人も多いと思うのですが、これは言語化することに意味があります。言葉にして残しておくことで、最後の2週間がうまく過ごせるようになるはずです。
そしてこのときに重要なのは、終わらせるべきことが何なのかを「具体的に」することです。例えば「数学の公式の最終確認がしたい」と思ったとします。このとき「数学の公式確認」ではなく、「参考書のこのページに書いてある公式一覧を1時間読む」というように、やる問題集や量、時間を明確にしていきます。 また残り2週間でどれくらいの勉強時間を確保できるか、計算しながらTo Doリストを作れば、自分がやるべきことを明確にできます。1日10時間勉強できるとして、100~150時間程度はここから勉強できるわけですから、この間に何を勉強するかをしっかり考えるのです。