厳冬に負けない!冬の節電ポイントはエアコン・冷蔵庫・照明!部屋が冷える原因「コールドドラフト」対策で暖房効率UP
大手電力10社が2024年1月の電気料金を発表し、うち5社が値上げの見通しとなっています。冬は日照時間が短く、必然的に照明の使用時間が長くなることや、気温が下がる夕方から朝にかけては暖房の使用頻度が高まることから、電力消費量が増加しやすい時期です。経済産業省によると、冬に電力消費割合が高い家電製品は「エアコン」「冷蔵庫」「照明」となっています。そのため、これら3つの家電の省エネを意識しつつ、部屋から暖気を逃さない工夫を行うのが効果的といえそうです。 【写真】照明の性能比較 * * * * * * * ◆エアコンの節電ポイント ・温度設定を見直す 環境省によると、冬にエアコンの設定温度を1℃低くすると消費電力が約10%抑えられるとのこと。厚手の服や毛布を使用したり、後述する部屋の断熱対策を行ったりして、普段よりも温度設定を少し下げると節電効果が期待できます。 ・フィルターと室外機のメンテナンスを行う フィルターが汚れていると暖房効率が下がるため、月に1回か2回を目安に掃除しましょう。 また、室外機の状態も暖房効率に影響します。室外機のまわりには物を置かないようにしましょう。
◆冷蔵庫の節電ポイント ・温度設定を見直す 寒い時期は設定温度を「弱」にするのがおすすめです。 ・熱い食品は冷ましてから入れる 調理したての熱い食品をそのまま冷蔵庫に入れてしまうと、冷やすために多くの電力が消費されてしまうため、冷ましてから入れましょう。 ・スペースを確保する 冷気を十分に行き渡らせるため、冷蔵庫内には物を詰め込みすぎず、適度にスペースを確保しておきましょう。 ・冷蔵庫のまわりにもスペースを確保する 冷蔵庫の上に物を置いていたり、冷蔵庫と壁との距離が近かったりすると、通常よりも放熱しづらく、余分な電力を消費してしまいます。 冷蔵庫と壁との適切な距離はメーカーにより異なるため、取扱説明書を確認してみてください。 ・開けている時間を減らす 開閉が多いと冷気が逃げてしまいます。 日頃から整理整頓して冷蔵庫の中を見やすくしておき、目当ての物がすぐに取り出せるような状態にしておきましょう。
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