【東京エディション虎ノ門】秋のアフタヌーンティーをシェフにインタビュー! スイーツエディターが実食レポ
【東京エディション虎ノ門】秋のアフタヌーンティーをシェフにインタビュー! スイーツエディターが実食レポ
世界各地に20 の拠点を構えるラグジュアリーホテルブランド「EDITION(エディション)」。国内1つ目のホテル「東京エディション虎ノ門」の秋限定アフタヌーンティーでは、旬の食材に加えて、お米や果実酢を使った絶品のスイーツが登場。一体、どんなアフタヌーンティーなのか…? 特別にシェフへの単独インタビュー。魅力を大解剖します!
「AUTUMN EDITION AFTERNOON TEA(オータム エディション アフタヌーンティー)」
「AUTUMN EDITION AFTERNOON TEA(オータム エディション アフタヌーンティー)」9月18日から始まった「AUTUMN EDITION AFTERNOON TEA(オータム エディション アフタヌーンティー)」。3段のスタンドにのっているのは、スイーツとセイボリーそれぞれ5種と、2種のスコーン。プランは、紅茶やコーヒーをフリーフローで自由に楽しめる「ファインティーセレクション」と、それにシャルドネ100%の最高級ワイン『ルイナール ブラン ド ブラン』1杯付きの2種から選べます。東京エディション虎ノ門・東京エディション銀座で製菓総料理長を務める向慶一シェフ「今回のアフタヌーンティーは“秋の食材”をテーマにしています」と話すのは、東京エディション虎ノ門と東京エディション銀座で製菓総料理長を務める向慶一シェフ。国内の5つ星ホテルや名門レストランを経たシェフが作る、至極のアフタヌーンティーとは?
定番だけど新しい! 驚きのある至福のスイーツ
スイーツには、栗やさつまいも、マスカットや洋梨など、さまざまな秋の味覚を使ったメニューがラインアップ。シェフのおすすめでもある『ホワイトチョコレートとイチジクのケーキ』は、バルサミコやお米を使った珍しいスイーツです。「ホワイトチョコレートとイチジクのケーキ」「一番下はアーモンドパウダーを使ったスポンジ生地で、バルサミコで煮詰めたセミドライのイチジクとレーズン、オレンジを上にのせています。次にホワイトチョコレートを重ねてリオレ(お米をミルクや砂糖を使って甘く炊いた、フランスで親しまれている料理)をのせ、もう1枚チョコを重ねて、ホワイトチョコレートのクリームを絞りました。バルサミコをお菓子で使う機会は少ないと思いますが、イチジクの甘くてコクのある味わいや、オレンジの香りとのバランスがとても良いんですよね。このリオレは日本のお米を使っていて香りが優しい分、ホワイトチョコレートや、それを使ったクリームとよく合います」パリッと軽やかに砕けるホワイトチョコレートは、ほどよい固さのスポンジ生地、なめらかなクリームと相性ぴったり。リオレ、バルサミコで煮詰められたフルーツには主張しすぎない上品な香りと甘みがあり、それぞれの素材の良さを絶妙に感じられます。「スイートポテト」『スイートポテト』は、丸いクッキーでサンドされ、ちょこんと立った可愛らしいデザイン。上に飾られているのは、一体なんの花かというと…。「型に入れて焼き上げたスイートポテトを、クッキー生地で挟んでいます。スイートポテトはクリームやバター、卵を使ってコクを出しました。トップにのせているのは、穂紫蘇(紫蘇の穂の部分)です。いろいろな品種を見ましたが、大きな花ではなかなか合わない部分が多く、小さくて可愛らしいものを、と思ってこの素材に決めました。紫色で、色味のアクセントも加えています」そのほかにも、『洋梨とメープルシロップのカヌレ』では洋梨とクランベリーのコンポートを入れたマスカルポーネムースをミルクチョコレートで包んだり、『モンブランケーキ』では土台にマロンペースト入りのパウンドケーキを使い、チョコレートで固めたフィアンティーヌを飾ったりと、定番のスイーツに新たなときめきを加える工夫が満載。「マスカット&シャルドネゼリー」シェフが「香りを残せるよう、ゼリーが固まるギリギリの配合で一部のワインを後から加えています」と話すのは、シャルドネ100%のノンアルコールスパークリングワインを使った『マスカット&シャルドネゼリー』。とろんとしたゼリーからは、スプーンですくっただけで白ぶどうの華やかな香りが。シャインマスカットがたっぷり敷き詰められており、口の中でマスカットのみずみずしい甘みが広がります。スコーンは、プレーンと、さつまいもの甘露煮が入った胡麻のスコーンの2種。驚くほどサクッと軽い生地に、口溶けのよいクロテッドクリームと、いちごの美味しさをたっぷり楽しめるストロベリージャム…。小麦の美味しさがシンプルに伝わる飽きのこない味わいで、あっという間に食べ切れること間違いなし。