4団体統一戦の次は「スーパーバンタム級に挑戦したい」ボクシング・井上尚弥選手が会見(本文1)
プロボクシングの井上尚弥選手は27日、日本外国特派員協会(東京都千代田区)で記者会見を行った。 【動画】ボクシング・井上尚弥選手が会見 日本選手初の3団体統一王者(2022年6月27日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「ボクシング・井上尚弥選手が会見 日本選手初の3団体統一王者(2022年6月27日)」に対応しております。 ◇ ◇
井上選手の紹介
司会:(英語)。よろしくお願いします。 通訳:よろしくお願いいたします。通訳の中曽根と申します。 司会:今日は皆さまお集まりいただきまして、ありがとうございます。私はJustin McCurryと申します。当協会のActivities Committeeに属しております。今日はスペシャルなゲスト、井上尚弥選手をお招きいたしました。井上選手は日本人選手としては初めて3団体を統一され、先日それを、さいたまスーパーアリーナでのノニト・ドネア戦で、第2ラウンド、TKOという形で実現いたしました。井上選手、3団体を統一されただけでなく、先日その偉業を成し遂げたあとに、非常に名高いボクシング専門誌「リング」という雑誌で、パウンド・フォー・パウンドで、井上選手が世界で一番強い選手であるというふうに記されておりました。井上選手、次に目標とされているのは4団体統一でございます。そのお相手となるのはWBOの現在のチャンピオンであるポール・バトラー選手ですけれども、これに関してはまた後ほど皆さまとお話ししたいと思っております。 本日、井上選手は、こちらFCCJでお話をくださるということでお時間をいただきましたので、私のほうから最初に幾つか質問させていただいて始めたいと思います。よろしくお願いいたします。
ドネア戦に向け、どのような準備をしたのか
まず今日は、ちょっと従来とは違った形で開始したいと思っております。通常であれば選手からスピーチをいただいてという形になるんですけれども、今日は私と井上選手との間で少し会話をしながら20分ほど最初の時間を使わせていただきます。その後、皆さまからご質問などあれば受け付けたいと思っておりますが、もちろん皆さまが非常に重要な質問をお持ちであるということを理解しておりますので、その邪魔をするつもりは一切ございません。非常に一般的な質問をここで井上さんに投げ掛けて前回のドネア戦を振り返っていただいたり、あるいはこれまでのキャリアについてのお話をしていただいたりということをして20分過ごしたいと思っております。その後、皆さまからご質問いただく時間は十分にあると思っておりますので、そちらでまたご質問ください。井上選手、よろしくお願いいたします。 まず、もう3週間たちましたけれども、ドネア戦についてお話を伺いたいと思います。素晴らしい形で、非常に爆発的な力を発揮されて、素早い試合となって、結果、終わりましたけれども、試合前、どのような形で準備されていたか、また、試合中どのような思いを持っていらっしゃったか。もちろんドネア選手とは2019年に戦っていらっしゃいますけれども、そのときとはだいぶ様相が違うファイトとなったと思いますので、その辺を、ちょっとお話を伺いたいと思います。 井上:6月7日のドネア2の試合は、第1戦はかなり激闘を繰り広げての試合だったので、今回の試合に関しましては、かなり気を引き締めてトレーニングも行いましたし、今まで以上の対策を練りながら挑んだ試合ではありました。試合当日、自分自身のコンディションという面に関して、すごく良く仕上がりましたし、自信もすごくあったので、試合の結果については、自分が想像してた、予想していた試合内容のプランの1つではありました。