マイク・タイソン、公開練習で息も切らさず2分間のミット打ち、キレは現役に近づいた?「最初の3Rは脅威だ」
11月15日(日本時間16日)開催される[マイク・タイソンvsジェイク・ポール]の公開練習が12日(日本時間13日)行われ、タイソンが2分間のミット打ちを披露。飛び込むようなステップからの、キレのあるフックアッパーのコンビネーションに、ファンは驚きの声を上げ「最初の2,3Rは圧倒するだろう」との意見も。 対するジェイクは覇気の上がらない様子のミット打ちに「目が死んでないか」と心配の声も出た。 【フォト・動画】タイソン、現役時に近づいた?ミット打ち映像、ジェイクと肉体比較も 現在58歳のタイソンはSNSで高速ミット打ちやスパーリングの映像を出していたが、米国の格闘技記者の中には「彼の映像はハイライトで細かく区切られている」と編集効果があるとし、実際には「トレーニングの合間に長い休憩をとっている」との指摘もあった。 しかし本日の公開練習でタイソンは、2分間(試合は2分8R)のミット打ちで、次々と映像通りのキレあるステップ、接近しては強烈なフックやアッパーのコンビネーションを叩き込み続けた。 もっとも、トレーナーがコールしたものとは違うコンビネーションを繰り出すなど、食い違う場面も見られたが、大声援が飛び交う会場のせいかもしれなかった。 2分間直後も全く息を切らす様子もなく、トレーナー陣と何事か話している。 タイソンはインタビューで、自身の年齢や体調を心配するファンに向け「心配してくれてありがとう。でも、俺は大丈夫だ。アルコールやドラックにはまっていたあの頃とは違う」とメッセージ。 続けて「試合を受けた時は、自分は何を考えているんだと思った。けど今は絶好調、自分は思っていたよりタフだった。ラウンド数もこなしている。本気で打ってくる若い奴ら、30代や20代のスパーリング相手とも戦っている。最初はきつかったけど、今はしっかり出来ているんだ」と落ち着いた様子で語った。 対するジェイクは、鶏の頭を模したような髪型で登場。だいぶ増量した様子で、肉がだぶついている。 リングではシャドウを行った後、3分間ほど、ジャブワンツーやドラムミット、サウスポーでのパンチなど、休みを挟みながら行った。 インタビューでは若干息が切れている様子で「金曜はマイクにとって短い夜になるだろう、俺は彼をKOする」とコメントした。 ファンはタイソンの公開練習におおむね好感触で「最初の2,3Rは恐ろしいだろうな」「彼は何歳なんだ 」「あのアッパーを食らえば誰も立てないだろうね」と1Rのミット打ちを見る限りは、現役時に近づけているとの声が多い。 対してジェイクの練習には「パワー無くないか」「弱ってるだろ」と調子が悪いのではという意見が目立つ。しかし「いや、彼は欺いているね」とYouTuber出身ならではのフェイクだというコメントもあった。 3日後ついに対決する2人、どのような結末になるのか。