【遂に価格決定】フォルクスワーゲン新型ティグアン 3世代目は7年ぶりのモデルチェンジ
3世代目新型「ティグアン」
フォルクスワーゲンは、今年9月から予約注文を受け付けていた、7年ぶりのフルモデルチェンジとなる3世代目新型「ティグアン」のメーカー希望小売価格を決定し、販売を開始した。 【写真】最新「ティグアン」をみる (69枚) 「ティグアン」は2007年の初代モデル導入以来、全世界で760万台以上の販売を達成し、2019年以降はフォルクスワーゲン・グループ全体のモデルラインナップの中でも、高い評価を得るベストセラーモデルとなっているという。 3世代目となる新型「ティグアン」は、ボンネットの位置を従来モデルより高くすることで、SUVらしい力強さを強調すると同時に、空力性能も追求しcd値は0.33から0.28へ向上。 また、プラットフォームは、従来のMQBアーキテクチャーからさらに進化したMQB evoを採用、これによりアダプティブシャシーコントロール“DCC”から”DCC Pro”に、従来のマトリックスヘッドライト“IQ. LIGHT”が“IQ. LIGHT”HDへ、インフォテインメントシステムは新世代設計となる“MIB4”へと進化を遂げ、上級セグメントの先端技術を数多く採用することが可能となったと発表された。
何が新しくなった?
■アダプティブシャシーコントロール”DCC” ボリュームセグメント初となる2バルブ独立制御式の”DCC Pro”へと進化し、従来の機構では不可能だった複雑な制御を実現。 内部構造は伸び側/縮み側が独立したオイル回路となっており、それぞれ減衰力をコントロール出来ることが特徴だ。新型「ティグアン」ではこの技術を用いることで本来相反するダイナミックな走行と快適な乗り心地を、これまでにない高いレベルで両立。スポーツモードではフォルクスワーゲンらしい軽快なハンドリングを、コンフォートモードでは快適なフラットライドを体験できると表現する。 さらに、”DCC Pro”は電子制御ディファレンシャルロック(XDS)を高度に協調制御する”Vehicle Dynamics Manager”と組み合わされ、走行状況に応じて4輪独立で可変制御することで、定評あるフォルクスワーゲンの正確なステアリングレスポンスは、さらなる高次元へと達していると語った。 従来モデルより設定されていたLEDマトリックスヘッドライトは、フロントカメラで対向車や先行車を検知し、マトリックスモジュールに搭載されたLEDの点灯・消灯を個別に制御することで最適な配光を可能とした最新のヘッドライトシステムだ。 新型にはさらに進化した"IQ. LIGHT" HDを「エレガンス」と「Rライン」に標準装備。片側1万9200個の高精細なマルチピクセルLEDを搭載し、従来よりも細かい制御が可能になった事で、夜間や暗い場所での走行をより快適かつ安全にする。 ■進化した駐車支援システム "Park Assist Plus" ステアリング操作のみならず、アクセル・ブレーキの自動操作が可能となった。 センターコンソールに配置されたドライビング・エクスペリエンス・コントロールはオーディオの音量調整や運転モードの選択といった機能への素早いアクセスを実現。 ベースグレード以外の「エレガンス」と「Rライン」には空気圧式リラクゼーション機能を運転席と助手席に標準設定。更にオプションのレザーシートパッケージ装着時には、8種類のパターンから選択できる空気圧式リラクゼーション機能を運転席・助手席の両席に搭載した。 またシートベンチレーション機能により、乗員とシートの間にこもった熱を逃し、快適性を維持するほか、外気温を検知してシートヒーター・ベンチレーションを自動的に作動するよう設定する事も可能だ。