2万円台で強力ノイキャン! BOSE(ボーズ)「QuietComfort Earbuds」(2024)レビュー
10月10日にBOSEから完全ワイヤレスイヤホンの新作モデル「QuietComfort Earbuds」(第2世代)が発売されます。 【アイテム画像を詳しく見る】 完全ワイヤレスイヤホンを選ぶ際に、音質と共に重視される機能の一つが周囲の騒音を低減するノイズキャンセル。ノイズキャンセル機能を重視する際の定番は、アップル、ソニー、そしてBOSEによる上位モデル「QuietComfort Ultra Earbuds」といったところですが、このあたりは実売価格で3~4万円クラス。 そんななか登場する新型「QuietComfort Earbuds」は、税込2万6400円でノイキャン性能も重視したBOSE(ボーズ)による新世代のミドルクラス完全ワイヤレスイヤホンになります。 BOSEはもともと製品ラインナップ数が少ないブランドで、最上位モデルの「QuietComfort Ultra Earbuds」が3万円台に設定されていることを考えると、新型「QuietComfort Earbuds」は手の届きやすい価格にBOSEの技術を搭載した一台という位置づけになります。 そんな「QuietComfort Earbuds」を発売前サンプルでレビューしていきます。
■2万円台なのに最強クラスのノイキャン性能
新型「QuietComfort Earbuds」ですが、これまでのBOSEのイヤホンとは外見のイメージが異なります。 まず外見としてステム(アンテナ)のない丸型のフォルムが特徴的となり、デザインはBOSE製品としては最もコンパクトになってます。 耳にすっきりと収まるため、装着していても目立ちにくく、長時間つけても違和感がありません。 イヤホン単体で最大8.5時間の連続再生が可能。充電ケースを使えば2.5回分フルチャージで31.5時間再生と、持ち出し時間としても十分。充電ケースはワイヤレス充電に対応しました。 新モデルでは対応アプリも“QCE app”へと一新。新たに5バンドのEQで音質を自分好みに調整できるほか、低遅延などの設定も可能。ちなみに新機能に“Voice Control”という音声コントロール機能もありますが、現時点では日本語には未対応。英語でも試してみたけど…うまく働きませんでした。 Bluetoothの2台同時接続、マルチポイントにも対応しています。 このように多機能ではありますが、やはりBOSE「QuietComfort Earbuds」の性能で気になるのがノイズキャンセル性能。まずは屋内で装着してみると、最初に感じたのが屋内のちょっとした騒音なら完全に無音になるノイキャン性能の強さ。隣の部屋で流れる音楽なども強力に低減してくれて、気にならないレベルに。技術的には最上位の「QuietComfort Ultra Earbuds」にあった耳の中を測定するCustomTuneは非搭載になりましたが、それでもこのBOSE「QuietComfort Earbuds」のノイズキャンセル強度は業界トップクラス。 電車内や町中など屋外でもノイズキャンセルは極めて優秀。クルマや電車の走行音など重低音側はほぼ無音と言って良いほどで、クルマのタイヤによる高域の音や、人の声が若干残る程度。しかし、“Ultra Earbuds”にあったノイズキャンセル/外音取込の強度調整はないので、必要に応じて外音取り込みを使っていきたいところです。 そしてBOSE「QuietComfort Earbuds」の音質もチェック。