かつてのスポーツウェア最大手、 Champion は「重荷」扱いから生まれ変われるのか
激化するスポーツアパレル業界の競争で生き残るには
総合情報サービス会社のブルームバーグ(Bloomberg)によると、オーセンティックの評価額が最後に200億ドル(約3兆1400億円)とされたのは2023年6月のことだ。当時、同社は成長株投資会社のジェネラルアトランティック(General Atlantic)から5億ドル(約785億円)を調達していた。その2年前の2021年7月、オーセンティックは15億ドル(約2360億円)のIPOで株式を公開するという計画を提出した。 計画は4カ月後に撤回されたが、現在は2025年半ばまでに上場することを再度検討していると、新興ニュースメディアのアクシオス(Axios)が1月に報じた。 それでも、オーセンティックには課題が待ち受けている。同社は、スポーツアパレル業界の競争が激化する時期にチャンピオンを買収する。今年のはじめ、アスレジャーブランドのブオリ(Vuori)の創業者は、かつてない規模で新製品を投入する予定だと米モダンリテールに語った。 ルルレモンの第1四半期の収益は10%増えて22億ドル(約3450億円)となった。トレッキングシューズブランドのホカ(Hoka)はニューヨークの新しい旗艦店で衣料品のテストを行っている。さらに、経済紙のウォールストリートジャーナル(Wall Street Journal)によると、ヨガウェアブランドのアロ(Alo)は2022年に10億ドル(約1570億円)以上を売り上げている。 「そこは厳しい競争の世界で、チャンピオンよりもはるかに強いブランドがいる」とラミレズ氏は語った。 [原文:What Champion’s future looks like under Authentic Brands Group] Julia Waldow(翻訳:ジェスコーポレーション 編集:分島翔平) Image via Champion on Instagram
編集部