快挙 21歳ジェン 女子単で中国史上初のメダル確定、世界1位の女王撃破し決勝進出<パリ五輪>
パリオリンピック
パリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)は1日、テニスの女子シングルス準決勝が行われ、第6シードのジェン・チンウェン(中国)が第1シードのI・シフィオンテク(ポーランド)を6-2, 7-5のストレートで破り、同種目で中国史上初のメダルとなる銀メダル以上の獲得を確定させた。 【シフィオンテクvsジェン 1ポイント速報・結果】 21歳で世界ランク7位のジェンは今大会、1回戦で世界ランク91位のS・エラーニ(イタリア)、2回戦で同103位のA・ルス(オランダ)、3回戦で第11シードのE・ナヴァッロ(アメリカ)、準々決勝で元世界ランク1位のA・ケルバー(ドイツ)を下し4強入りした。 準決勝は世界ランク1位で今大会と同じ会場で開催されている全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で2022年から今年まで21戦負けなしで3連覇を達成しており、金メダルの大本命とされていたシフィオンテクとの顔合わせに。ジェンはこれまでシフィオンテクと6度対戦し、1度も勝ったことがない中、この日の試合を迎えた。 第1セット、ミスが目立ち16本のアンフォーストエラーを記録したシフィオンテクに対しジェンは3度のブレークを奪い先行する。 続く第2セット、ジェンはシフィオンテクに序盤で2度のブレークを許しゲームカウント0-4とリードされるも、ここから2度のブレークバックに成功。すると終盤の第11ゲームで3度目のブレークを果たし決勝進出を決めた。 ジェンはこれで銀メダル以上の獲得が確定。オリンピックの女子シングルスでのメダル獲得は中国人史上初の快挙となった。 決勝では金メダルをかけ、第13シードのD・ヴェキッチ(クロアチア)と世界ランク67位のA・カロリーナ・シュミドロバ(スロバキア)の勝者と対戦する。
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