ワーナー・ディアンズとファウルア・マキシ、FWの要の2人がアメリカ戦に向け意気込みを語る。パシフィックネーションズカップ
「アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ 2024」(PNC)が始まり、ラグビー日本代表は8月25日、アウェイでカナダ代表を55-28(前半38-7)で下して白星スタートを切った。 【ハイライト動画】カナダ vs. 日本|超速ラグビーを見せた日本が8トライで勝利
短いオフを挟み、エディー・ジャパンは9月6日(土)、埼玉・熊谷ラグビー場で行われるアメリカ代表戦の準備を始めている。台風の影響は飛行機が少し遅れた以外、ほとんどなかったようで、スタッフ、選手たちが再び宮崎に合流し、9月1日から本格的なトレーニングを行っているという。
9月1日、練習の合間に、ラインアウトでサインを出しているLO(ロック)ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)と、NO8(ナンバーエイト)ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)がオンラインで報道陣に対応した。2人は6月からのテストマッチ4戦全てに先発しており、FW(フォワード)の中心選手である。
カナダ代表戦で2トライを挙げてPOM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)に輝いたLOワーナーは、まだ時差ボケで「ちょっと眠い」と笑顔を見せた。「カナダから帰って来た方が辛かった。カナダに行くときは上手くコントロールできたが、帰ったときは疲れもあって上手くできなかった。オフはちょっと身体を動かしていて、あまり激しいトレーニングはしないが、ゆっくりした」と話した。
初戦のカナダ代表戦は「超速ラグビー」を見せて、前半30までに5トライを連取し38-0とリードしたが、その後は相手に攻め込まれたシーンも目立った。
その試合を振り返ってワーナーは、「最初の30分はミスも少なく、自分たちの超速のアタックができていた。ディフェンスでもターンオーバーができて、そこからのアタックができていたと思う」。
「その後、疲れてくるとミスが起きたり、規律のところでペナルティをしたりとちょっと緩くなって、カナダがチャンスを掴んでアタックをしてきた。後半、自分たちのやりたいラグビーができなかった」と悔しそうな表情を見せた。