ワーナー・ディアンズとファウルア・マキシ、FWの要の2人がアメリカ戦に向け意気込みを語る。パシフィックネーションズカップ
マキシも「たくさんの良いイメージもあったが課題も出た。前半は自分たちの超速ラグビーが見えた。(前半30分以降)自分たちの小さいミスやハンドリングエラーでゲインされたり、自陣まで持ってこられたりした。それが課題で、なくしたらもっと良い試合になる」と先を見据えた。
マキシはワールドカップシーズンだの昨年も日本代表に選出されていたが、スコッドに入れず、悔しい思いをした。ただ、エディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)は「チームで一番のNO8。世界トップクラスの選手になれる」と期待を寄せている。
トンガ出身だが、高校、大学、その後も日本で過ごし、日本語もペラペラのマキシは「自分に何が足りないか、何が上手くいっていないかと見直して、トレーニングやリーグワンでも自分らしくプレーして、自分の強みを練習中から出していけばチャンスは絶対来る」と思っていたという。
エディー・ジャパンでは中心選手として躍動しているバックローは「全然満足はしない。まだまだ自分自身は上を目指していける。80分通してボールキャリーをたくさんやって、ちょっとでもチームのゲインラインを前に出したい。ディフェンスでも、タックルで相手のゲインラインを止めて、チームにエナジーを伝えていきたい。80分間を通して働き続けることがゴール」と前を向いた。
まだ22歳だが、ワールドカップにも出場し、すでに15キャップとFWの中では経験値が高いワーナーは、ラインアウトのサインを出すコーラーで、アタックのリーダーの1人を務めている。
ラインアウトに関しては、「イタリア戦はラインアウトの回数が多くなって、ミスも出た。カナダ戦では自分たちのやりたいラインアウトにフォーカスしてやった。今後もスピードと一番高さが出せるジャンプと、リフトにフォーカスしていきたい」と話した
また、リーダーの1人としてワーナーは「あまり喋る方ではない。リーダーでやっていることはラインアウトくらい。自分のプレーでチームメイトを引っ張っていくリーダーになりたい。ちょっとずつボールキャリーが良くなってきているし、アタックも良くなってきている。一貫性を持って毎試合、良いボールキャリー、タックルができるように頑張りたい」と話した。