1か月の最高売上、なんと1400万円…!六本木の超高級キャバクラで働く「元・保健室の先生」が「夜と昼にしてること」
「不動産はお守りになる」 やりがいよりも経済的安定
辛いことも多いですが、総じて見るとキャバ嬢の仕事は楽しいです。 同様に、前職の「保健室の先生」もやりがいの大きい仕事でした。それでも退職したのは、当時の仕事が「将来が不安になるほどの稼ぎ」にしかならなかったからです。 経済的安定は東京に住む若者なら誰でも悩むことだと思いますが、私にとっては母の存在も大きかったです。 私の母は建築士で、いわゆる「バリキャリウーマン」でした。私が中学2年生の頃に離婚したのですが、母親の頑張りのおかげで生活に困ったことは一度もありませんでした。 それどころか、高校に進学する前に一軒家を建ててくれたんです。その理由は、「娘が将来就職して仕事に困っても、帰れる家があることで安心できるから」ということでした。 大人になった今、一人で家を買えるほどの経済力を持つ母が、どれほど偉大なのか痛感しています。 母は小学生の私に「手に職を持ちなさい」と口を酸っぱくして言っていたほど、資格を取ることの重要性を日頃話していました。少しでも将来仕事に困るリスクが減るように。 こういったことを思い出すたびに、保健室の先生として働いていた私は将来が不安でした。一人暮らしはなんとか自力でできたとしても、思い思いに余暇を楽しむ資金は貯まらない。貯まらないどころか、不足感が大きくなっていきました。 「このまま学校で頑張って長く働いても、私にどれほどのお金が稼げるのだろう」ーー。 母が建ててくれた家のおかげで、私の心は高校生の頃からずっと救われたように、社会人になってから経済的にも精神的にも守られる「持ち家」を、私も早く手に入れたいと思うようになりました。 こうしてキャリアを考え直して辿り着いたのが「キャバクラ」です。長くは続けられないけど、頑張れば家を買えるほどのお給料がもらえます。 人の話を聞くことが得意で、楽しい飲みの席も好きな私にとって、意外と悪くない選択肢ではないか。 数年悩みに悩んで、思い切って「転職」しました。