1か月の最高売上、なんと1400万円…!六本木の超高級キャバクラで働く「元・保健室の先生」が「夜と昼にしてること」
まずは自分を「洗脳」することが大事
この仕事で大事なキーワードが「洗脳」です。とくに接客時、私は次の「3つの洗脳」を意識しています。 1つは、「自分を楽しませる洗脳」です。「今自分は最高に楽しいんだ」と常に思うようにしています。 「楽しい」という感情は、無理してでも意識することで、本当に楽しくなっちゃうものです。小さなことでも、「面白い、楽しい!」と大袈裟に笑ってみてください。 この洗脳を実践して、初めからエンジン全開で楽しい自分でいることで、瞬時に周囲に伝播させることができます。空気は読むものではなく作るものですから。 私は意識的に「あなたと話していて、私めちゃくちゃ楽しいです!」という雰囲気を自分を洗脳しながら出すようにしています(笑) そして2つ目は、「自分の不安を消す洗脳」です。過去に後輩のキャバ嬢から、お客様に「君って、つまらないね」と言われて泣いてしまったことがあると相談されました。その時に私がアドバイスしたのが、自分にはこの職業の素質があると言い聞かせるということ。「私は面白いし、このお店で一番可愛い」と思うことができれば、「不安」な表情や所作が自分から消えるからです。 「不安」は知らないうちにあふれ、相手に伝わるものです。前職でも、キャリアの長い先生たちがいる中で私は、「頼れる保健室の先生」として堂々としていなければなりませんでした。生徒たちをケアする先生が不安な表情をしていたり、オドオドしていると、生徒たちは保健室にいても落ち着きません。 キャバクラでも、堂々としていることでお客様にも「いいキャバ嬢と楽しく飲めた」と満足いただけますし、舐められることも減ります。ふとした瞬間に表情から不安や疲れが見えると、上から目線でものを言われやすくなってしまう可能性が高くなるので、自分を守るためにも気をつけたいポイントです。
今すぐ真似したい「特別な褒め方」
3つ目の洗脳は、お客様に対してのものです。その名も「相手をポジティブな気持ちにさせる洗脳」です。言い換えると、「お客様を上手に褒める」ことです。なんでも褒めたら良いというわけではありません。人って、別に褒めてほしくないところを褒められてもあまり嬉しくないんです。 私が実践するお客様の褒め方は、大きく2つ。 1つはシンプルで、できるだけ外見ではなく「人柄」を褒めること。「お話が面白いからずっと聞いていたいです!」「なんでも知っているんですね!」「仲間への思いやりであふれていますね」と、中身を褒める時の方が、どのお客様も嬉しそうです。よく語られるテクニックかもしれませんが、これはちゃんとお客様を観察しないとできないことなので、腕が試されます。 もう1つは、私がよく新規のお客様に対して実践する特別なテクニックです。それは「本人に向かって褒めず、周囲に共感を求めるように褒める」です。 例えば、3名以上で来店してくださったグループがいたとしましょう。こういう時は、一番年次が高そうだったり、中心的な存在だったり、キーパーソンが誰かを判断して「褒めるターゲット」に設定してください。そして、ターゲット以外の人に向かって「〇〇さんのユーモア、面白いだけでなく知的!とっても頭が良いんですね」と感動したように伝えましょう! この時、「素敵だから思わずみんなに向かって言っちゃった!」といった感じで場を盛り上げるように褒めること。 きちんと褒めることで、「自分にも良いところがあるんだ」とポジティブな気持ちになってもらえます。人をポジティブにさせる洗脳は、いくらやっても罪ではないはず。 ぜひ、誰かに喜んでもらいたい時に使ってみてください(笑)